コロナ融資で、手元資金がある、何か美味しいFCはないかな?

FCの事業計画書って、半年で投資回収だけど本当かな?

FC加盟するデメリットとは?

 

こんな疑問にお答えします。

僕は、4社中小企業を経営していて、

過去に、FCシステムで痛い目にあっています。

今回は、僕の実体験をもとに

問題あるFCを見分け方をご紹介します。

 

「JFAフランチャイズチェーン統計調査」によると、

飲食店を中心として、2017年度その市場規模は約25兆円と言われていて、毎年、その数は増えています。

ただ、玉石混交で問題があるFC本部もあります。

 

 

目次

 

1、良い話しかしない。投資から回収までが早い

2、期間限定で加盟金を割引きすると言って、追い込みをかける

3、裏では、本部は訴訟をかかえている

 

1、良い話しかしない。投資から回収までが早い

そもそも、

「フランチャイズ(FC)」システムとは、

本部(フランチャイザー)がブランドや商売上のノウハウを加盟店(フランチャイジー)に、

ロイヤリティ(加盟金など)という対価を受け取って、提供するものです。

ノウハウがなくても、商売が始められる点で、加盟店にメリットがあります。

本部は、上場しなくても、手っ取り早く成長を加速させたり、

開発に投資した資金を回収できるのがメリットです。

 

 

FC本部が加盟店を募集する際に、事業計画書のサンプルでいかに投資回収が早いか?

をアピールするかが、ある意味のツボといえる。

 

僕が見た事業計画書は、早ければ半年、多くが1年程度で、初期投資が回収できるというものでした。

でも、実際に、事業をやった人は分かると思いますが、

投資回収に3年くらいかかるケースがざらにあります。

半年というのは、なかなかお目にかかりません。

 

FC本部から、投資回収が早すぎる、事業計画書を提案されたら、

まずは、その事業計画書を作った本部自体を疑うべき。

仮に、それでも、自分がFCに加盟することを進めるならば、

事業計画を疑ってみて、自分でそれを手直しする。

 

事業計画の売上(客単価×客数)が少ない、成長率が遅いなど自分で計画を下方修正します。

投資回収が半年でなく、

2年、3年となっても自己資金が持ちこたえられるのか、まずは資金面で検討するのです。

 

実際に事業をやると、資金面のほかにも、様々な想定外のことが必ず発生します。

必要な資格者の求人ができなかったり、スタッフと労務問題がおきたり、

そもそも許認可の必要な事業だと、認可がおりなかったりします。

 

いくらFCに加盟したとしても、

全ての主体はあなたになります。中には、本部でさえ未経験の事案もでてくるかもしれません。

事業を始めると、そういった覚悟と対応力が、経営者として、必要となります。

 

2、期間限定で加盟金を割引きすると言って、追い込みをかける

もう、これ行ってくるFC本部が一番危ないです!

 

かつての僕もそうでしたら、

投資回収が早い事業計画書を見せられて、

早くFC加盟すれば、先行者利益を得ることができると言われると、

そわそわ、舞い上がって、早く判子を押した方がよいと思い込みます。

 

そこで、

本部の営業担当は、ここぞとばかりに、

今月中に決めてもらったら、加盟金を5割引きにしますと言ってくるのです。

僕は、そこで判子をおして、加盟金を振り込んでしまいましたが、

もうね、あとが、大変でしたよ。

 

FCの加盟金が、どの程度が適切かはわかりません。

500万だろうが、1,0000万だろうが、お客様をよべて利益がでるのであれば、

幾らでも良いと、個人的には思います。

 

ただ、ロイヤリティは、大きく加盟金と売上や粗利のパーセンテージの2つに分かれます。

最初は、加盟金のハードルが高く感じます。

しかし、実際に、商売を始めると、ボディブローのように、売上歩合のロイヤリティが効いてきます。

 

もちろん、その支払いに対する、十分な対価・売上支援などがあれば良いのですが、

気が付いたら、自分たちの努力を本部に吸い上げられるだけということもおおいです。

 

ですから、

「今月中に決めてもらったら、加盟金を5割引きにします!」

と言われたら、

あれっ、どこかで聞いたセリフだな?と、頭の中でアラームを鳴らしてください。

 

3、裏では、本部は訴訟をかかえている

 

実際には、本部が加盟店から、訴訟を受けているケースなんかがあります。

当然、そんなのべらべら話したら、これから加入しようという人の気持ちに水を差しますから、

営業担当者はそんなこといいません。

 

ですから、

こちらから、訴訟などの案件はありませんか?

というのは必ず聞いてください。

仮に、ないと言ったらば、それを記録に残したり、メールでやりとりしたら良いです。

相手が嘘つけば、それは、後から裁判する際に、有利になるからです。

 

日本人は、商売の道徳に反する行為があれば、これは明らかに本部が悪いのだから、

裁判をしたら勝てるだろうと思い込みがちです。

かつての僕もそうでした。

 

ただ、裁判になると、契約書が全てです。

FCシステムの契約書は、圧倒的に本部に有利なように書かれています。

しかも、FCシステムの契約は、法人と法人もしくは個人事業主なので、商売人と商売人の契約ですから、

消費者保護みたいな法的な弱者への庇護を受けることが難しくなります。

 

FCの本部は、大きければ大きいほど、なんらかの訴訟を抱えていて当たり前と思って、

まずは、グーグルで検索することが大事です。

 

そして、その話を、営業担当にぶつけてみて、冷静に判断するしかない。

もう一点大事なのは、

もし加盟して何かトラブルや、事業計画書通り上手くいかなくなって、

止めるときには、どんな扱いになるか?ということです。

 

最低限、違約金や、そのペナルティについて確認します。

 

まとめ

コロナ融資でゆとりのある手元資金を、

FCに投資する中小企業の社長が増えていると言われています。

コロナの影響で本業の売上が減少している中で、

新しい市場で局面を打開するのは悪いことではありません。

しかし、

フランチャイズ(FC)」システム全体の市場は順調に成長しているが、

健全な本部だけでなく、問題ある本部もあるのです。

 

問題あるFCを見分けるポイントは3点。

 

  • 良い話しかしない。投資から回収までが早い
  • 期間限定で加盟金を割引きすると言って、追い込みをかける
  • 裏では、本部は訴訟をかかえている

 

いちど加盟してしまうと、本部にとって、有利なFC契約となっているので、

訴訟をしても、加盟店が勝つのはなかなか難しいです。

 

ですから、

事業計画書をみて、わくわく、舞い上がってしまいますが、

お金無くなっても、本当に自分がやりたいことなのか?

いまいちど、冷静に考えることが重要です。

 

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投稿者 himico-blog