リコーリースが「給与前払いサービス」事業に参入する

リコーリースは2019年5月、「給与前払いサービス」を始めると発表した。

給料日を待たずに、一定期間の働いた分の現金を前借りで受け取れるシステムを提供する。

契約先の企業の従業員がスマホで手続きすれば翌営業日に給与の一部が振り込まれる。

人手不足が足りない介護事業者・福祉施設などに展開していく。

事業所としては、外国人や若年層の定着を後押しするメリットがある。

 

リコーリースの「給与前払いサービス」の使い方は簡単。

事業者が、リコーリースのシステムに勤怠情報を登録しておく。

従業員が前払いを申請すると、翌営業日に事業者の口座から従業員に現金が振り込まれる。

社会保険料などを控除するため、給与の60~70%が上限となる。

 

リコーリースは、介護報酬ファクタリングサービスの約4500社の介護事業者顧客に展開

リコーリースは、既に、介護報酬ファクタリングサービスで、約4500社の小規模・介護事業者と取引がある。

介護報酬ファクタリングサービスとは、介護事業者様が国民健康保険団体連合会(国保連)に対して請求する介護保険給付費をリコーリースが前払いするサービスです。

この介護報酬ファクタリングサービスを利用することで、小規模・介護事業者は、介護保険給付費の受取りが約40日程度早くなるメリットがある。

「給与前払いサービス」先行の競合他社はスタートアップが多く、顧客開拓の手間がかかるため、

従業員が100人以上の企業を狙う傾向がある。リコーリースは、まず既存の介護報酬ファクタリングサービス顧客から、

「給与前払いサービス」し、ゆくゆくは本業のリース事業の中小顧客に「給与前払いサービス」を展開していくものとみられる。

母国に現金を早く送りたい外国人や、借金をするよりも日払いを求める若者は多い。

求人サイトに「給与前払い可能」と記載すると閲覧率や定着率が高まるという。

 

まとめ

「給与前払いサービス」は、ベンチャー中小企業が多かったが、リコーリースというノンバンク大手が参入したことで、

今後、競争が激しくなる一方、「給与前払いサービス」市場自体の認知度向上、市場拡大が見込まれる。

早期に、なんらかのルール化、法制化が始まるかもしれません。

 

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投稿者 himico-blog