ジェフリー・S・ヤング+ウィリアム・L・サイモン(著)「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」東洋経済新報社です。4492501479

目次
 第1部 沙羅双樹の花の色
  第1章 ルーツ
  第2章 ある企業の誕生
  第3章 海賊になろう!
  第4章 敗北を学ぶ
 第2部 一から出直す
  第5章 NeXTステップ
  第6章 ショービジネス
  第7章 セレモニーの達人
  第8章 偶像
 第3部 未来を編む(大立て者
  第9章 新境地を開拓する
  第10章 iPod、iTunes、故に我あり
  第12章 巨人の衝突
  第13章 ショータイム

 『「何だかおかしな気分だよ」と話を再開する。「毎日、会社に行っては、アップルでもピクサーでも、
  世界中でいちばん才能のある人たちと仕事をしている。世界一の仕事だ。でも、この仕事は
  チームスポーツなんだ」
   目には涙が浮かんでいた。チームスポーツ。15年前なら嘘だと言うところだが・・・』

 『・・・そして、最後の一言をささやく。「みなさんの感謝の心を、アップルの全社員を代表して、
  うけとらせていただきます。』

 『・・禅宗は魅力的だった。内観・内省を重視するということは、誰にも指導してもうらう必要がなく、
  スティーブのようなうぬぼれの強い若者にぴったりなのだ。・・・』

 『苦労が報いられるのは、会社をはじめたとか株を公開したとか、そんなときじゃない。親になるのと
  同じようなものさ。産みの喜びというものも奇跡に近いものがあるけど、本当に報いられたと
  感じるのは、子どもと一緒に生活し、子どもの成長を助けることができたときだ。インターネット関連の
  起業ラッシュで問題なのは、会社をおこす人が多すぎることじゃない。すぐにやめてしまう人が
  多すぎることなんだ。やめたくなる気持ちもわかるよ。社員をクビにしたり、あれこれキャンセルしたり、
  むずかしい状況に直面したりなど、絶望するときや苦しいときが多いからね。でも、そういうときこそ、
  自分がどういう人物で、自分にとって何が価値を持つのかがわかるんだ』

 『「知的財産を持つアップルは、我々の業界ではめずらしい存在だ。我々は、知的財産を作り上げるのが
  いかにたいへんかをよく知っており、だからこそ、それを保護しなければならないと思っている」と
  スティーブは言う。』

 『・・これはマッキントッシュという存在のすべてを否定するものだ。・・・・
  ・・・今後は、必要な機能のほとんどが、高速のブロードバンドインターネット経由で提供されるようになる。
  パッケージソフトウェアは姿を消し、オンデマンドプログラムが取って代わる。重要性が特に高い
  「アプリケーション」は、ヤフーやグーグルのようなポータルサイトが提供するようになる。
  この未来世界でアップルが成功するためには、アップルらしさを感じられるシンクライアントを創らなければ
  ならない。』

 『「我々は、テクノロジーなしではできないことが増える時代に生きている。フィルムなしに写真を撮るように
  なったし、撮った写真を利用するためにはいろいろとしなければならなくなった。音楽はインターネットから
  ダウンロードし、デジタルミュージックプレーヤーで持ち歩くようになった。車にのっていようと
  台所にいようとね。アップルのコアとなる強みは、最先端のハイテクを普通の人にも使い方がわかるように、
  そして、普通の人が驚き、喜ぶような形で届けられることだ。鍵となるのはソフトウェア。実は、
  ソフトウェアがユーザー体験そのものなんだ」』

★アップルコンピュータの創業者であり、ピクサー映画の立役者(「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」
 「バグズ・ライフ」「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」)です。アップルに復帰した、
 最近の手柄は、ipodの成功です。さらに、日本ではまだ普及していませんが、インターネットでの音楽配信事業
 「1曲100円で手軽に、ほとんど全てのレコード会社のCDの中身が米国では買える」です。

 事実は小説より奇なり、や、ジェットコースタームービー
 という言葉もありましたが、
 自分の創った会社を追い出され、
 出資した会社二つに、手持ち資金すべてをつぎこんで、破産寸前まで行き、
 IBM、マイクロソフト、ウォルトディズニーといった、巨人と戦い、提携する、
 一人の個人として、ここまで波乱万丈な方は、他に見当たりません。

 どこまで本当か、多少は?疑問もありますが、
 本人ならば、ここまで自分のことをひどくかけないという意味では、
 ある意味、正直かもしれません。

 私は、とっても勉強になりましたが・・・、
 業界が異なる方は、
 小説と思って、楽しく読んだほうが良いかも?
 とにかく、時間だけは、たっぷりかかるのは、間違いなしです。
 思いつたったが吉日で、朝まで一気に読もうなんて、無謀なトライはやめたほういいと思います(笑)。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog