久恒啓一著「図解で作るホームページ活用術」ASCII、¥1600-。4756144373
目次
 第1章 ホームページに「知」を詰め込む
 第2章 図解ホームページの進化
 第3章 ホームページはこう使う
 第4章 図解で作るとホームページはこうなる
 第5章 魅力ある個人サイトの作り方
 第6章 これからの知の蓄積と活用

◆はじめに
 ◎ホームページを作ったことにより、私の人生と生活は一変してしまいました。
  マネジメントの分野で最近注目されつつある考え方があります。それは組織活動を行なう上において、
  その成員の持つ知識を暗黙知も含めて掘り起こし共有することで、目的を達成することができるという
  考え方です、経営資源として知識が今後もっとも重要なものになるということで、企業は自らの持つ
  経営資源をもっと活用しようという呼びかけをしています。
 ◎そういう文脈からいうと、日本的経営は先進的であり、日本企業は自信を持って厳しい経営環境を
  乗り切っていかねばならないということを示唆しています。

◆ナレッジマネジメントは自分だけでは完結しない
 ◎「ナレッジマネジメント」というのは、文書管理とは違います。目的は管理することではなく、活用することに
  あるのです。それは創造的な仕事をするために役立てることです。
 ◎インターネットは情報発信のツールとして捉えられがちですが、発信するだけでは不十分で、
  そこに他者の情報が加わって拡大して自分に返ってくる事に、本来の意味があるのではないかと思います。

◆自分の基地を持つということ

◆ホームページは成長する自分史

◆データから情報、知識から知恵に ‐ ウェブ上の情報スパイラル
 ◎ホームページを運営していて、非常に面白いと思うのは、これらのデータが知恵になっていく過程を
  ウェブ上で大勢の人たちと脳の外部で作り上げることができるということです。
 ◎通常、一人の人の情報や経験から積み上げていく知識や知恵を、複数の人が短時間で得られるようになる
  ということです。

◆ホームページで人生の経営を考える

◆インターネット活用で時間を生み出せる
 ◎コミュニケーションのツールとしてインターネットを上手に使いこなせば、少ない時間で多くの情報を
  得ることができ、少ない時間で多くの人とコミュニケーションをとることができます。
  そうすることで時間の密度が濃くなってきます。つまり、インターネットは「時間の価値を高めるツール」
  なのです。

◆豊かなコミュニケーション
 ◎インターネットで人と人とのコミュニケーションが希薄になるのではないかとよく言われます。
  しかし、私の場合はホームページを立ち上げたことで情報のやり取りが爆発的に活発になって、
  つきあいの範囲が急速に拡大しました。そして大切な友人との交流もさらに緊密になっています。

◆自分の人生が終わってもホームページは生き続ける
 ◎私が死んでもホームページ自体は生き続けるのです。もし、ホームページに自分の生涯の活動記録を残しておければ、
  これは未来のお墓ではないでしょうか。情報が継承されるということを考えると、お墓以上のものでしょう。
 ◎ホームページのスペースの利用料金にしても、「永代使用」コースを導入して欲しいと常々言っているのも、
  冗談ではなくなるかもしれません。まさに「高世に名を残す」ことになるのではないでしょうか。

◆公開することによってコミュニケーションは倍増
 ◎大切なのは、自分を解放すれば、それが取っかかりとなって外からさまざまな人が入って来てくれるということです。
  公開するのは一部だけでもいいのです。意外な接点を発見した未知の人からも反応があり、つながりは広がっています。
 ◎雪だるま式情報収集

◆メルマガ「ビジネスマン教授日記」の発行開始

◆念願の10万ヒット達成
 ◎毎日の「数字」を把握することは商売の鉄則ですが、ホームページでも同じようです。

◆自分自身の営業ツール

◆自分のデータベースとして
 ◎毎日更新された情報が蓄積されて、膨大な量になってくると、これ以上の自分にとって使えるデータベースはありません。
  必要なときになってインターネットで検索を始めるのとでは情報の厚みに大きな差が出ます。

◆プレゼンテーションツールとして
 ◎私は講演の時のプレゼンテーションにも自分のホームページを使うことが多くなりました。その時の聞き手の関心によって、
  ふさわしい情報を提供することができますし、ホームページには膨大な情報が蓄積されていますので、
  大量の講演資料をコピーしなくてすむのもメリットです。

◆知の起爆剤として

◆知識の源として

◆専門を持つためのツールとして
 ◎テーマを決めると情報感度が上がる
  -自分のホームページで、自分の専門分野を宣言しておけば、同じ分野の他の人たちからの情報も集まりやすくなりますし、
   何より宣言したことによって自分の情報収集力と意識が変ってきます。
 ◎専門家の定義とは
  -専門家というのは、ばらばらな情報ではなく、ある程度体系的に情報を持っていることではないでしょうか。
   インターネットで集めたさまざまな情報を組み立てて、修正して、また組み直して、知識にしていくことに
   挑戦している人が専門家なのです。
 ◎自分のテーマを宣言して情報を集めていくことがインターネット時代の専門家になる近道かもしれません。

◆自分の仕事を体系化させるために

◆多くの訪問者を惹きつける理由
 1、コミュニケーションスペースの充実
 2、図解を使ったサイトであること
 3、明るく楽しいサイトの雰囲気

◆惹きつけれる雰囲気とは
 ◎「明るくて楽しい」、「親しみやすい」、「なるほどと思えることに出会える」などの意見に代表される。

◆運営者の人柄
 ◎個人のウェブサイトは、やはり運営している人のパーソナリティによるところが大きい。

◆個人サイトに重要な要素
 1、管理者の魅力
 2、雰囲気
 3、デザイン
 4、コミュニケーションスペース
 5、使いやすさ

◆オープンな知識
 ◎なぜホームページがナレッジマネジメントツールとして優れているかというと、知は開かれていることが必要だからです。
  どんなに知識を持っていても、一人で眠らせておいては役に立ちません。
 ◎自分が体験から学んだことを他の人たちと共有して発展させ、それをまた実行するといことがサイクルとなって、
  拡大していくのではないでしょうか。それは企業だけで行なわれることではなくて、個人でももちろん可能なことです。

◆コミュニティの重要性
 ◎インターネットを使って知識の拡大再生産のサイクルを作ろうと考えると、サイト上のコミュニティということについても
  考えるようになりました。
 ◎志を持った個人による勉強会や研究会などは、まさに知識の拡大・発展の場です。
 ◎インターネットを使った知識の拡大再生産のサイクルには、このコミュニティという存在が、大きな役割を果たしています。

◆知識共有のポータルサイトとして

◆ワンソース・マルチユース
 ◎蓄積することによって生まれる活用法はいくつもありますが、その中で非常に効果的なのが、
  一つの情報リソースをいろいろな切り口で使い回すことができるようになるということです。

◆自己満足をつきつめると顧客満足につながる
 ◎自分が一番欲しいもの、自分にとって一番役に立つものが、他のユーザーの方々の賛同を得てさらに発展してきた。
 ◎個人のホームページは、究極の自己満足のホームページが最良だということです。

◆公開することでコミュニケーションは倍増

この本の考えには非常に共感が持てました。
私も自分のホームページを立ち上げたいと常々考えておりまして、構想は少しづづまとまってきました。
キーワードとして、オープン・コミュニティの重要性・自己満足・専門家になるためのツールというところに興味があります。
そういう意味では、「オープンブック・マネジメント」の専門家を目指そうと思います。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog