『はじめての帳簿―「基本」から「実務」までが一冊でわかる!「数字嫌い」のための本』椿 勲 (著)
出版社: フォレスト出版 (2006/08) ASIN: 4894512351
目次
第1章 経理って何?
第2章 こんなにカンタン!決算書ができるまで!
第3章 簿記はカンタン!これだけマスターしよう!
第4章 帳簿はカンタン!
第5章 決算書を作ってみよう!
第6章 経営分析がわかると、こんなに便利!
◆1 経理って何?
『会社を正しく経営していくためには、お金をスムーズ、かつ効率的に使わなければならないのです。
このお金の流れを把握し、管理するのが経理の役割です。・・・』
『・・・あらゆる部署で使う(入ってくる)お金の流れがすべて経理に集まるという点で、
経理は会社の心臓部ともいえます。・・・』
『会社の経営者は、経理部がまとめたデータを参考にして、新たな事業展開、撤退部門などを
考えます。つまり、会社の頭脳ですね。
心臓(経理)と頭脳(経営者)が正しく機能してこそ、会社は本来の目的である「儲けること」
ができるようになります。経理はそれだけ重要な役割を担っているのです。』
◆8 経費って何?
『会社が儲けるために使うお金のことを経費と呼びます。』
『・・たとえ、社長であっても、個人的な理由で会社のお金を使うことはできません。・・』
『会社のためにお金を使った場合、経費として経理部に請求することができます。ただし、
そのためには「いつ、どこで、どんな目的で」そのお金を使ったのかを証明できる書類を
残しておかなければなりません。つまり、領収書や請求書が必要ということです。
これらの書類のことを証憑といいますが、一般的に証憑のないものは経費として
認められません。』
◆3 帳簿は大きく分けて2種類あります
『主要簿と呼ばれるのは、仕訳帳と総勘定元帳の2つです。
仕訳帳とは、日々の取引を日付順に記入する帳簿のことです。・・・』
◆4 伝票って何?
◎伝票のメリット
●各部署で作成できる
●1枚1枚の紙なので、経理部門の人が分業できる
『効率を考えて、伝票を使う会社もたくさんある』
◎伝票の種類
①入金伝票
②出金伝票
③振替伝票
◆負債 仮受金
『もともと経理とは、お金やモノの出入りをはっきりさせるために日々仕事をしています。
ところが、日常業務をこなしていると、時々はっきりしないお金が手元にあるなんて
ことが起こってきます。経理の仕事をしたことのある人なら、「よくあることだね」と
思うのではないでしょうか?』
★世の中、パソコン経理全盛の時代というのは、認めたうえで、
手書き簿記や経理の基本を理解したうえで、ソフトを使えば、さらに有効活用できる、という
視点で書かれています。
とりわけ、元帳・補助簿については、
ここまでかというくらいに、こと細かく分類しています。
そういったことが知りたい方には、基本の1冊です。
本日は、この辺で。