西山知義(著)「想い 三茶の焼肉、世界をめざす」アメーバブックスです。4344990250

目次
 1章 必ず生きて帰ってきてくれ
 2章 父の背中、少年の眼
 3章 念願の独立と裏切り
 4章 企業「マクドナルド」との出会い
 5章 三軒茶屋に「焼肉市場 七輪」を出店
 6章 「感動創造」という理念
 7章 終わりのないマラソン
 8章 人を動かすのは“情熱と科学”である

 「父の豪放磊落な人柄は、息子の私からしても圧倒的だった。
  今になってみれば、その父の血が自分にも流れていると感じることも、少なからずある。」

 「成長して一日も早く独立した。そして着実に成功していきたい。何とかしてサクセスへの
  道を進みたい。
   そんな一心で、大学を中退して飛び込んだのだ。」

 『ひとりだけ突出して営業成績が高い理由は「まめに働く」ということ。
  「できる人は、やっている」。そのセオリーを忠実に真似て、私は仕事を覚えていった』

 「人を雇用し、チームを組んで営業の成果を上げることの難しさに、私はまったく
  気がついてなかった。」

◆よし、マクドナルドに行ってみよう!
 ◎業務や社内評価のシステムを学びに行こう!

  「休憩室には、ノウハウを習得するためのVTRが用意されている。
    それを高校生や大学生や主婦のアルバイトたちが、休憩時間に見て勉強しているのだ。
   いつも誰かがそれを見ているため、ビデオのスイッチは常にオンになっていた。
   私はこの光景にも、すっかり衝撃を受けていた。」

◆『週刊ダイヤモンド』とベンチャーキャピタルが共催した座談会

 「みなさんの話は、明らかに実績に裏打ちされた自信に満ちている。
  そして順番が来た。
  私がだけが一言も述べることができなかった。
  悲しく、惨めだった。ショックだった。消えてしまいたい衝動にかられた。
  私の会社が今ひとつうまくいかない原因はこれだったんか、と思った。
  差別化を図ってこなかったために、私はいつも接待ばかりしていたのだ!」

 「不動産業では無理だとしても、ではどんな業種なら差別化できるだろうか。」

 「安いだけでこんなに人気があるんだったら、もっと安くて、おいしくて、
  サービスがよくて、雰囲気のいい焼肉屋さんをやれば成功するんじゃないか?」

 「女性同士や、若いカップルたちが入りやすく、楽しめる焼肉店をつくれば、
  きっとみなさんに喜んでいただける。」

★フルキャスト、平野社長の「満点の星」、スープ・ストック・トウキョウの遠山社長、
 そして、この牛角を筆頭にしたレックス・ホールディングの西山社長と3連荘ぐらいで
 読むと、明日にでも起業したくなること間違い無しです(笑)。

 また、いま、どんな不幸に見舞われていても、あれに比べれば、まだましと思えるかもしれません


 西山社長も金庫から600万盗難されています。
 しかも、内部犯の可能性が高かったという最悪の状況です。

 スープ・ストック・トウキョウの遠山社長と同じく、女性が入りやすい店に着目した点は、
 面白い共通項だと思いました。

 あっ、忘れてました。このお話、けっこう泣けます。
 涙腺の弱い方は、人前で読まないほうが良いかもしれません。
 物語の組み立て方の、勉強になります。
 
本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog