船井幸雄、小山政彦著「長所伸展の法則─すべての人には『使命』がある」ビジネス社です。482841066x

目次
第1部 パーソナル編―個人の才能を伸ばす環境を(日本型リストラの失敗と後始末
第2部 カンパニー編―社員はスピーディに育てる(戦力はそのままに、戦意をアップさせる手法
第3部 ナショナル編―独自固有の長所を伸ばせ!(日本国をコンサルティングする

◆圧縮付加法を個人に適用するメリット
◎欠点を指摘しても良くならない─船井

「コンサルティング先の企業が、欠点を指摘したことで良くなったためしなし、が私の実感だからです。
ですから船井総研のコンサルタントたちは顧客先に行った際、
まず長所探しから始めます。」

◎企業だけでなく人間にも共通する真理─小山

◆人財づくりの名人・吉田松陰の分析
◎人財度をチェックする五つのポイント─船井

①誰も差別しないで至誠の心で対応する
②自分の長所を知りそれを伸ばしている
③プライドを持っている
④人をよく認めほめる
⑤勇気がある

◎好きなことをやれという教え

◎なるべく早く、「自分の使命」に気付くこと

◎めちゃくちゃ働く3年間

◆「人間として成長するという言葉の深意」

◎「教え育む」から「学び育つ」へ

◎長所伸展法は「共生の思想」

◎ビジネスを知ることは人間を知ること

◆人間力はあっても人間性のない世代
◎好かれるタイプの人がよく売る時代

◎人間性向上のポイント
1)躾とマナー
2)人柄感のアップ
3)プラス発想
4)ネアカ
5)愚痴をいわない
6)意地悪をしない
7)約束を守る
8)個人と企業人の「人格」を使い分ける

◆仕事を通じて人間性を磨くという意味

◆長所を伸ばせば欠点は消えていく

◆トップが変われば会社は変わる

◆社員は育てられない

◆上司は部下のサポーターに徹すること
◎業界を問わず「成長の芽の育成」が可能

◎夢のある実現可能な目標を持たせる

◆社長の十カ条

◆ビジネスマンの基本は「守・破・離」

◆上司がスキルを公開すればスター社員が生まれる
◎社員は効率的に、スピーディに育てる

◆社長が頭を下げれば、会社に一体感が生まれる

★マネジャーと呼ばれる、マネジメントの立場からすると、「鬼軍曹」「心を鬼にして部下を叱る」
系の話や本が多く、失敗したときのことを考えると、自分独自の方針を打ち出すよりは、
前例主義や前任者の方針に従っておくほうが、無難です。
私自身、コーチングや信頼をキーワードにしたマネジメントを目指していますが、
日々、困難にぶち当たります。もちろん、問題点の指摘や顧客への不手際に対して叱らないわけでは
ないのですが、あらさがしに終りがちな「問題点を潰すアプローチ」よりも、
長所を伸ばすことで、短所も消えていく、という本書の『長所伸展の法則』は目からウロコでした。
どうしても、育てようとか、ちょっとメンバーの実力があがり良くなってくると、
欲が出て、もっともっととなります。その時には、ここを直せばとか、この問題をクリアーすれば
という押し付けになってしまいがちです。
そんなときは、たいていお互いにストレスが溜まるばかりで、ちっとも進展せずに、ジリジリした
気持ちを抱えます。ちょっと、見方を変える大きなヒントとなりました。
ぜひ、お勧めの1冊です。

本日は、この辺で。

 

投稿者 himico-blog