藤原雄一郎「権限のない社員が会社を変える」株式会社インターワーク

目次
第一章 権限のない社員にチャンス到来
第二章 「自分には権限がない」と言うのは、現実逃避にすぎない
~経営陣は「裸の王様」であることを知れ~
第三章 権限のない社員よ、決起せよ
第四章 強いリーダーに学べ
第五章 人間に興味をもとう
第六章 視野を広げて自分を磨け
第七章 これが時代の要求だ
~自分の頭で考えろ。失敗を恐れるな~
第八章 贈る言葉
~絶望を感じたら思い出そう

★会社に不満を持っている人、管理職以上で危機感を持ち会社の改革を進めようと闘っている人、
今のままじゃマズイと何となく感じている人、そんな全ての人に読んでもらいたい1冊です。

参考図書
ルイス・ガースナー著「巨象も踊る」、日経新聞社
カルロス・ゴーン著「ルネッサンス」、ダイヤモンド社
柴田昌治著「なぜ会社は変われないのか」、日本経済新聞社
他多数の内、私の独断で3冊をチョイスしました。

◆いまは乱世か
◎乱世とは既存の価値観や制度が現実と全く合致しなくなったものの、いまだに現実に適合した新しい価値観や
制度が確立されていない時代のことです。
◎古い価値観が通用しなくなってきている、新しい価値観・行動規範が見えない、現在は、まさしく乱世です。

◆「自分には権限がない」という呪縛を解け
◎あなたの周りの小さな仕事を改善し、それを積み重ねることで、やがて大きな成果を得て、自分自身も成長できる。

◆危機感なき危機(カルロス・ゴーンの言葉)
「日産の誰もがどこか間違っていると感じている。そしてその問題は自分たちの部門ではなく他の
部門にあると思っている」

「脅威は社内にあり、解決策も社内にある」

◆危機感なき危機の会社の特徴は、「上司にどう思われるか」を優先している
ガースナー(IBM社長の就任挨拶)
「①われわれがやるべきことのすべてを決めるのは市場である。
②社内政治を弄する幹部は解雇する。
③悪いニュースを隠さないように。問題が大きくなってから知らされるのは嫌いだ。
わたしに問題の処理を委ねないでほしい。問題を横の連絡によって解決してほしい。
問題を上にあげていくのはやめてほしい。
④組織階層はわたしにとって意味をもたない。会議には地位や肩書きにかかわらず、
問題解決に役立つ人を集める。

◆抵抗の大きな問題こそ、真っ先に取り組め

◆企業を取り巻く環境と顧客ニーズはこのように変化している
①事業拡大を支えてきた多額の借入金が、一転して企業の首を絞めることになった
(デフレは実質金利の上昇をもたらし、企業の収益を圧迫する)。
②規制緩和が進むにつれて競争が激化し、競争に勝てない会社の存続が危なくなってきた。
③過去の成功の方程式であった「大量生産・大量販売方式」はもはや通用せず、
「顧客が何を求めているか」を明確に把握しなければ経営が成り立たなくなった。

◎会社の内部をよく見ることができるのは、経営陣でも上司でもありません。現場で働いている「権限のない社員」です。
あなたたちこそ、会社の内部がよく見えるはずです。いや、あなたたちにしか真の会社の内部を見ることができないと
言ってもよいでしょう。会社の崩壊は、あなたたちが目をつぶった時から始まるのです。

◆経営陣は「裸の王様」だ
◎経営陣はせいぜい数年の命、若いあなた方はこれから何十年も会社を存立させなければなりません。
自らの職場は自らで守る信念で、絶えず「経営陣はあてにならない」と心に言い聞かせてください。
そして、「世の中は自分たちに何を要求しているのか」に最大の関心をはらい、
その要求に応える動きをしてください。

◆危機感と不安感を混同するな

◆会社の業績がわるくなり、不安感が職場に充満すると、奇妙な行動をとる者が見られる
1)従来の実績のある仕事ばかりして、新しい仕事に取り組もうとしなくなる。
2)従来のやり方に固執し、新しい方法を拒否する
3)上司に好かれるように振る舞う

◎私は、本気で改革をしようとしているかどうかを試す「踏み絵」があると考えています。
その踏み絵こそが「私には権限がありません」という言葉です。
「権限がない」という現実を乗り越えて実行する人こそが本気で改革をしようとしているのです。
逆に、この踏み絵を踏めない人は、現実を直面し困難な道を歩むことを回避するために
権限のないことをうまく利用しているにすぎません。

◆だからこそ権限のない社員は改革ができる
◎お客様に満足していただければ、あなたの部門の業績は必ず上がります。繰り返しますが、お客様の
満足を得られれば、あなたの部門は必ず業績を伸ばすことができるのです。
そして、あなたは大きな満足を実感できるようになります。

◆会社人生の残り少ない部長に将来を預けるわけにはいかない

◆毎朝ほんの少しだけ早く出勤しよう
◎権限のない人たちが心を一つにして、自分たちの仕事に情熱を持ってあたれば、とてつもなく大きな力を発揮します。
「経営陣は当てにならない。自分たちの会社は自分たちが守る」との気概を持って、
もしあなたがその先頭に立って職場のモラルを上げることに成功すれば、そのときあなたは立派に
乱世を生き抜く資格を得たことになるのです。」

◆アイ(私)で聞き、アイ(愛)で語れ

◆「権限のない社員」が時代の先端を行く
◎それは、会社の中では「現場を熟知した人々こそが変化に対応し、英知を絞って考え実行すべきである」
という発想です。いわば「考える自己増殖組織」をつくることです。その主役はいうまでもなく
「権限のない社員」です。

◆クロス・ファンクショナル・チーム活動をせよ

◆中央集権か分権か
◎カルロス・ゴーン

「戦略を中央集権化し、ガイドラインや基準を設定し、重要な目標を明確に示し、長期目標を立てる。
この作業が終わったらしかるべき担当者を選んで、あとはそのチームにバトンを渡して
走らせればよい。いちいち口を出したり、のぞき込んだりして、ミクロマネージメントに陥ってはいけない」

◎経営トップが中央集権を放棄すると、「お前に任せた」の自由放任無管理になるか、「箸の上げ下ろし」まで
細かく指示する過剰管理のどちらかになるものですが、こうした安易な姿勢は、経営トップが克服しなければ
ならない課題であるとともに、乱世を生きるあなたがたも心すべき問題なのです。

◆隠蔽体質の追放は経営トップの信念次第でできる
◎ゴーン社長
「問題は進歩への機会になる。一つ残らず石をひっくり返して日産の隅々まで拡大鏡のもとに
さらさなければならない」

◆成功体験は最大の抵抗勢力

◆聖域を恐れるな、断固として実行せよ

著者がどのターゲットに本を書いたのか?
私には、良い意味でそれが大いなる疑問です。そして、タイトルからどのような人々が本屋でこの本を
手にするのか、興味があります。
私としては、次世代のリーダーを目指す人への暖かいエールのように感じられました。
良い本と出会い、またそれを糧として、自己成長を続けていきたいと思います。

本日は、この辺で。

 

投稿者 himico-blog