宮本輝著「星宿海への道」幻冬舎文庫です。4344406915

始めての本格小説のご紹介です。

著者は、「優駿」や「蛍川」が有名かと思いますが、私が好きなのは

「青が散る」や「春の夢」です。

物語は、死の砂漠といわれるタクラマカン砂漠から始まります。

瀬戸 紀代志が、中国旅行中に自転車にのったまま行方不明となった主人公である

兄、瀬戸 雅人を探し、血のつながりのない兄の心の内面を探る旅を進めながら、

兄の帰りを待つ千春とその子供せつと出会い、二人の視点から物語は展開していきます。

戦後の混乱期から現代に続く、濃厚な人間関係と、

人間の心の中の、暗黒面と、天国とも思える幸せの追求を描いています。

460ページとかなりの大作ですが、連休にちょっと、お薦めの1冊です。

★始めてフォトリーディングで小説を読みました。
実際には、フォトリーディングのステップ後、高速リーディングといって、
全文に目を通るわけですが、
いつもより、早く読めた気がします。

また、機会を見つけ、小説をフォトリーディングでチャレンジしようと思います。

本日は、この辺で。

 

投稿者 himico-blog