松田綾子「売れる営業の法則」ダイヤモンド社、¥1400-です。
★この人は以前紹介した朝倉千恵子さんや平野秀典さん、神田昌典さんの流れを汲むようです。
★そして何よりこの方の特徴は「パワーマネキン」ということです。

目次
1章パワーマネキン研修にようこそ
2章あなたが言葉を発するまでに勝負はついている
3章言葉の内容よりも、言葉の発し方で勝負は決まる
4章売れる営業になるためには何をしゃべればいいのか?
5章どんな人材になればいいのか?

◆いかにして買いたくなるようムードを作るか
◎心理学と演劇の知識を活用する

◆ライバルに勝つには、「圧倒的な魅力」を作ればよい
◎普通の商材を「今日のヒット商品」に押し上げる

◆商談に行く前には、相手に役立つ「耳寄り情報」を必ず用意する
◎「自分がしゃべりたいこと」をしゃべるのではなくて、
「相手が聞きたいこと」をしゃべるのです。

◆相手の問題点に焦点を当て、「アイ・キャッチ」を作る
①相手が何に困っているかを見極める
②その問題点にしつこく焦点を当てる
③最後に、私はその解決方法を知っています、と言う

◆オートクライン機能

◆あなたの売っている商品のライフサイクルを意識する
◎自分の仕事のサイクルを決め、それを確実に実行する(自分の決めた期間内に仕事を前倒しする)
必ず売れない時期に念入りな下準備をすることが必要、ゆえに売れない時期に落ち込む必要は全くない。
目先を追わずに、商品知識の勉強と、顧客に渡す資料作りに専念すべし。

◆「見る-見られる」の関係とは?
◎自分自身が、上質な見世物であれ

◆パンフレットとサンプルの関係
◎人は段階を踏まないと買いません。営業ツールのない商品は売れない

◆あなたは押し売りではなく、「先生」にならなくてはならない
◎魅力的な商品とは、それを買ったときのカッコいい自分の姿が想像できる商品のことです。

◆メラビアンの法則に従って、見た目を変えましょう。
◎「姿勢」「表情」「声」の3つを、仕事用のものに切り替える
◎要するに、他人から見たら、第一印象=見た目でしかない、ということなのです。

◆エネルギーを高める立ち方の基本姿勢

◆自分のテンションをコントロールできれば、場の主導権を握れる

◆人は、理屈ではなく感情でモノを買う

◆「逃げ道トーク」とは?
◎「買わなくてもいいよ」という態度に出た方が売れる

◆「人前で、素で、大声を出せる度胸」が身につくか
◎「腹式呼吸」「早口言葉」「お笑い」

★この方は、スーパーの特売品や目玉商品を売る、マネキンさんでした。3年前まで時給800円
のフリーターだった女性で(本には28歳となっています)、その前は売れない営業職だったそうです。
圧倒的な売上を上げるマネキン、自称パワーマネキンという引っ張りだこの売れっ子に
なってから、現在では営業コンサルティングの会社を経営する社長さんです。
何と3年で、ゼロから実績を作り、本までだしてしまっているんです。しかも20代です。
すごいスピード感です。

以前の朝倉千恵子(慎重に!)やこの方など、女性の視点から見た営業チェックは、非常に新鮮です。
やはり見た目にポイントを持っています。逆を言えば、私含め、男性営業マンはその当たりが、ちょっと甘いのでしょう。
そして理屈ではなく、感情を重視します。「仮説提案営業」など論理の営業の本も読みますが、
先に感情あっての、論理・理屈のような気がします。
私も、是非見習うべき点がたくさんあります。営業パーソンにはお勧めの1冊です。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog