それでは、地方銀行の上位行である。静岡銀行のインターネット融資、静岡銀行ビジネスローンのメリット・デメリットについて、一緒に見ていきたいと思います。
静岡銀行のホームページでは、「静岡銀行ビジネスローン」とうたっていますが、
来店不要、最短一日のスピード審査となっていますので、インターネット融資の一つに分類しても良いのではないか、
と思います。
違っていたら、ゴメンナサイ!
インターネット融資、静岡銀行ビジネスローンの基本スペック
静岡銀行ビジネスローンの特徴は、以下の通りです。
商品名 「しずぎんビジネスクイックローン(法人口)」
概要:金利4〜14.9%、借入可能金額50万〜500万、来店不要、スピード審査(最短一日審査可能)、担保不要
静岡銀行ビジネスローン法人口の商品概要は、以下の通りです。
法人口商品概要
お申し込みいただける方 次の条件を満たし、保証会社の保証を受けられる法人(ただし、株式会社・有限会社・合名会社・合資会社・合同会社に限る)
- 当行の営業区域内で事業を営んでいる方
- 当行に普通預金、または当座預金をお持ちの方(同時申込みも可)
- お申込時の連帯保証人予定者の年齢が満20歳以上満70歳未満かつ完済時満76歳未満の方
融資形式 証書貸付
お使いみち 事業性資金
ご融資金額 50万円以上500万円以内(10万円単位)
ご融資期間 10年以内(または120回以内)
ご融資利率 年4.0%~年14.9%(固定金利)
(ご融資利率は、審査結果に応じて当行で決定させていただきます)
ご返済方法 1ヶ月毎元利均等返済
担 保 不要
保証人 原則 法人代表者(申込時の年齢が満20歳以上満70歳未満かつ完済時満76歳未満)
※保証人の提供をご希望されない場合は、後記のビジネスステーション静岡支店まで個別にご相談ください。
保証会社 保証会社の保証をご利用いただきます
(保証料は融資利率に含まれます)
ご用意いただくもの 法人:履歴事項全部証明書(3ヶ月以内に作成されたもの)
連帯保証人:運転免許証および保険証
審査結果のご回答 ご指定のEメールアドレスにご連絡いたします
●「静岡銀行ビジネスローン」の借り入れ可能エリアについて
「当行の営業区域内で事業を営んでいる方」とあるますので、原則的には、静岡県内の法人となりますが、
神奈川県内には「静岡銀行」が18店舗あります。
また、東京都には「静岡銀行」が、東京駅、新宿駅、大井町駅の3店舗。
愛知県内には「静岡銀行」が3店舗あります。
最後に、静岡銀行大阪支店もあります。
(いずれも、2019年9月6日現在の情報です)
●「静岡銀行ビジネスローン」の保証会社 について
「保証会社 保証会社の保証をご利用いただきます」とあります。
ホームページの情報では、株式会社 クレディセゾン 若しくは、アイフル株式会社への、情報提供に対する同意が求められる記述がありますので、
そのどちらかが保証会社と思われます。
(いずれも、2019年9月6日現在の情報です)
インターネット融資、静岡銀行ビジネスローンのメリット
1、個人名義ではなく法人名義で融資を受けられるビジネスローンであること。
おそらく、起業・設立直後など、まだ、一般の銀行融資が難しいとか、公的融資の審査に落ちたなどの場合に、ビジネスローンは法人名義で借り入れ実績が作れる点に最大のメリットがあります。
もし、単に資金繰りに困っているだけならば、代表者の個人カードローンなど、他に安い金利で調達する手段を選ぶべきです。
2、必要な提出書類が少ないので、事前準備が不要。必要な資金をタイムリーに調達できる。
政策金融公庫や、各都道府県の保証協会を利用する場合は、過去3期分の決算書、経営計画書・投資計画・資金繰りに加えて、販売計画や販売先一覧など、
各種様々な資料を要求されます。それを、作って、提出すれば必ず、融資が実行するのであれば報われますが、ただでさえ、忙しい、創業間もないタイミングで、
社長・代表者がそうした資料作りに時間を取られるのは、なかなか困難です。
こうした点で、静岡銀行ビジネスローンは、事前に用意する資料が、法人の履歴事項全部証明書と連帯保証人の身分証明書のみというのは、大変便利といえます。
もちろん、融資実行までに追加の資料が必要になるかどうかは、実際のところ分かりません。
3、審査時間が短いので、それに伴って、開発・投資・仕入・採用・教育などのビジネスの意思決定が早くできる。
融資実行までが、最短1日でしたら、なお、良いと思いますが、
とりあえず、審査OKがわかるだけでも、経営判断には役立つといえます。
4、融資期間が、最大で10年と、いわゆる運転資金としては長期である点。
一般の銀行融資の場合、多くの中小企業・ベンチャー企業は、運転資金という名目で借り入れすることが多いでしょう。
その場合、通常は、借入期間は、長くて5年です。
しかし、静岡銀行ビジネスローン法人口は、最長10年となっていますので、金利負担を検討しながら、ベストな資金計画を立てるのに役立ちます。
インターネット融資、静岡銀行ビジネスローンのデメリット
1、一般の地方銀行・信用金庫の法人融資と比較すると、金利が高い。
これは、コインの裏表というしかありません。もちろん、他に安い金利と比較できるならば、有利なものを選べばよいわけです。
金利4〜14.9%という幅がありますので、とりあえずは、審査を受けてからの判断となるでしょう。
2、主に、代表者の与信枠を使っての融資と思われるので、代表者のクレジット履歴に問題があると融資が受けられない。
銀行のカードローンと同じビジネスモデルと思われます。銀行が貸出・契約の主体ですが、あくまでも、保証はノウハウを持っている、保証会社が行います。
ですから、代表者が消費者金融で借り入れ額が大きい場合は、難しいと思われます。
もちろん、代表者が与信ブラックの場合、一般の銀行融資を受けることも不可能です。
3、融資金額が、500万円以内ということで、政策金融公庫などと比較すると融資上限額が小さい。
企業規模にもよりますが、公的融資なども、とりあえず、1000万で申し込んだりというのが、よくある、ロットだったりします。
500万となると、大きなプロジェクトの資金需要には対応しきれないかもしれません。
静岡銀行「ビジネスクイックローン」ご利用までの流れ
【利用者】 WEBでお申込み・必要書類の提出
【静岡銀行】 審申込内容の確認
【静岡銀行】 審査
【静岡銀行】 審査結果の通知
【利用者・静岡銀行】 必要書類の提出・ご契約
【静岡銀行】 融資実行(銀行振込
※静岡銀行に口座がない場合は、途中で、口座開設を行う
インターネット融資、静岡銀行ビジネスローン「法人口」のまとめ
「静岡銀行ビジネスローン」の借り入れ可能エリアは、主に、静岡県内と神奈川県の一部の地域。
静岡銀行ビジネスローンのメリットは、以下の通り。
個人名義ではなく法人名義で融資を受けられるビジネスローンであること。
必要な提出書類が少ないので、事前準備が不要。必要な資金をタイムリーに調達できる。
審査時間が短いので、それに伴って、開発・投資・仕入・採用・教育などのビジネスの意思決定が早くできる。
融資期間が、最大で10年と、いわゆる運転資金としては長期である点。
逆に、静岡銀行ビジネスローンのデメリットは。
一般の地方銀行・信用金庫の法人融資と比較すると、金利が高い。
主に、代表者の与信枠を使っての融資と思われるので、代表者のクレジット履歴に問題があると融資が受けられない。
融資金額が、500万円以内ということで、政策金融公庫などと比較すると融資上限額が小さい。
結論、
資金調達の原則としてまずは、公的融資をメインに検討する。
抑えとして、静岡銀行ビジネスローン「法人口」の審査も並行してすすめる。
多少、金利が高めでも、実績作りで、融資を受ける手もあり!
個人向け、銀行カードローンの記事は、こちら