それでは、旧東京都民銀行と新銀行東京、八千代銀行が合併したきらぼし銀行のビジネスローンを見ていきたいと思います。
きらぼし銀行のインターネット融資、きらぼし銀行ビジネスローンのメリット・デメリットについて、一緒に見ていきたいと思います。
きらぼし銀行のホームページでは、「スモールビジネスローン」は、「資金ニーズに翌日回答」とうたっています。
無担保で最高1千万円までご融資、ご返済は6ヵ月以内といういのは、典型的なインターネット融資の返済期間の短さですね。
新規取引OKということで、ビジネスローンの敷居の低さを感じます。
きらぼし銀行「旧都民銀行」の「スモールビジネスローン」の基本スペック
きらぼし銀行「旧都民銀行」のビジネスローンの特徴は、以下の通りです。
商品名 「スモールビジネスローン」
特徴:金利は年4.0%~9.0%(固定金利)、借入可能金額は100万円以上1,000万円以内(10万円単位)、申込来店必要、審査期間は最短1日、担保不要
「スモールビジネスローン」の商品内容は、以下の通りです。
商品名 スモールビジネスローン
・利用いただける方
従業員数30名未満の法人および個人事業主の方
原則 設立および営業2年以上の方
青色申告をされている方
当行と融資取引のない方またはスモールビジネスローン取扱窓口(兼 資金調達サポートデスク)と取引のある方
・取扱窓口 ビジネスプラザ渋谷
・使いみち 健全な運転資金(返済原資が明確なもの)
※お使いみちとご返済の原資を確認させていただきます。
・融資金額 100万円以上1000万円以内(10万円単位)
※原則 月商の範囲内
・融資期間 7日以上6ヵ月以内
・融資利率 年4.0%~9.0%(固定金利)
※お利息は、期日一括返済の場合には期日まで、分割返済の場合には次回返済期日まで前取りとなります。
・返済方法 期日一括返済または分割返済
※返済原資に応じた返済方法とさせていただきます。
※当行および他の金融機関で当座預金をお持ちになっている方については、ご融資の際にご返済用の小切手を申し受けます。
・担保 原則不要とさせていただきます。
・保証人 第三者保証は不要です。
・事務取扱手数料 ご融資の際に、ご融資金額・ご融資期間に応じて別途事務取扱手数料が必要になります。
<例>ご融資金額100万円、ご融資期間90日間で期日一括返済の場合 … 14,472円(税込)
・申込方法
スモールビジネスローン取扱窓口(兼 資金調達サポートデスク)へ、
法人の場合は代表者、個人事業主の場合にはご本人が直接ご来店のうえ、お申込みください。
・用意いただく書類
法人の場合
直近の決算書1期分(原本) … 税務署受付印のあるもの
個人事業主の場合
確定申告書および付属の青色申告決算書1期分(原本) … 税務署受付印のあるもの
代表者ご本人を確認できるもの
運転免許証・パスポートなど写真付きの公的書類
(必要に応じて別途書類の提出をお願いする場合もございます)
※以上、きらぼし銀行ホームページより引用
「スモールビジネスローン」の借り入れ可能エリアについて
対応エリアについては、特に記述はありません。
ただ、ビジネスプラザ渋谷のみ窓口で、申込にはビジネスプラザ渋谷に行く必要がありますので、
支店網の東京、神奈川、千葉、埼玉で、ビジネスプラザ渋谷に行ける人・法人が対象とういことでしょうか。
申込と、契約・融資実行日に、2回行く必要があります。
「スモールビジネスローン」の保証会社 について
ホームページの情報では、特に、情報提供に対する同意などの記載がなく、不明です。
きらぼし銀行「スモールビジネスローン」のメリット
1、翌日に審査の結果がわかるビジネスローンであること。
ただし、融資額・融資期間が厳しいです。
融資実行が契約日、最短で申込日の翌々日というのが最速。
2、ビジネスローンとしては、比較的金利(価格)が安い。
年4.0%~9.0%(固定金利)とうのは、数字だけみると、上限金利が低いです。
ただし、最長の借入期間・返済期間が6カ月となっていますし、融資金額も月商までという制約があります。
よくある、インターネット融資(ウェブ融資)の条件といえます。
3、ビジネスローンとしては、提出書類が、少ない
必ず提出するのが、直近1期分の決算書(税務署の受付印のある確定申告書の写し)です。
これは、融資を受ける以上、最低限これぐらいは準備できないと不味いでしょう。
とくに指定はありませんが、「お使いみちとご返済の原資を確認させていただきます」とあるので、
資金使途確認資料(見積書など)は、別途必要しておいた方がよいでしょう。
きらぼし銀行「スモールビジネスローン」のデメリット
1、融資期間が半年以内、ビジネスローンとしては、かなり短い。
インターネット融資は、リスク回避のために、融資期間が1年以内とか短いケースが多いのですが、、それにしても半年以内というのは短いですね。
逆に言うと、少しでも多くの、ベンチャー・新設法人と契約していこうとする積極策と解釈しましょう(笑。
融資金の資金使途は、短期のつなぎ資金など、限られた使い道となります。
2、融資上限金額が、1,000万円だが、さらに月商の範囲内ということで、実質の融資上限額が小さい。
創業2年目だと、業種にもよりますが、まだ年商・売り上げが小さい可能性が高いです。
そこで、融資額の縛りが、月商の範囲内だと、本当に仕入れ分のつなぎ融資程度の使い道などに限定されそうです。
3、設立直後は使えない。設立から2年(2期目)以降の法人でないと対象にならない。
設立1年以内の法人は、他の融資を検討しましょう。
きらぼし銀行「スモールビジネスローン」ご利用までの流れ
【利用者】 WEB・電話で、来店予約
【利用者】【きらぼし銀行】 «ビジネスプラザ渋谷»に来店にて申込(面談時間は約1時間)審申込内容の確認
【きらぼし銀行】 審査
【きらぼし銀行】 審査結果の通知(翌営業日)
【利用者】 【きらぼし銀行】 «ビジネスプラザ渋谷»に来店来店・契約書類の作成・提出・ご契約。融資実行(銀行振込。
※きらぼし銀行に口座がない場合は、途中で、口座開設を行う
きらぼし銀行「スモールビジネスローン」のまとめ
「スモールビジネスローン」の借り入れ可能エリアは、東京、神奈川、千葉、埼玉で、ビジネスプラザ渋谷に行ける人・法人(推定)。
きらぼし銀行「スモールビジネスローン」のメリットは、以下の通り。
1、翌日に審査の結果がわかるビジネスローンであること2、融資上限が5,000万と大きい。
2、ビジネスローンとしては、比較的金利(価格)が安い。
3、ビジネスローンとしては、提出書類が、少ない。[/st-mybox]
逆に、きらぼし銀行ビジネスローンのデメリットは。
1、融資期間が半年以内、ビジネスローンとしては、かなり短い。
2、融資上限金額が、1,000万円だが、さらに月商の範囲内ということで、実質の融資上限額が小さい。
3、設立直後は使えない。設立から2年(2期目)以降の法人でないと対象にならない。[/st-mybox]
結論、
ビジネスローンというより、中身・条件は、インターネット融資(ウェブ融資)です。
それにしては、申込に来店、しかも渋谷店のみというのは、かなり面倒ですね。
渋谷に用事ある人、渋谷好きの人は良いかもしれません。
ちなみに、政策金融公庫も渋谷に支店があるので、そこが支店の人はありかも。
https://www.kiraboshibank.co.jp/hojin/choutatsu/small-business/outline.html