ハロルド・ジェニーン (著) 『プロフェッショナルマネジャー 』
出版社: プレジデント社 (2004/5/15)ASIN: 483345002X
目次
「これが私の最高の教科書」(柳井正)
経営に関するセオリーG
経営の秘訣
経験と金銭的報酬
二つの組織
経営者の条件
リーダーシップ
エグゼクティブの机
最悪の病―エゴチスム
数字が意味するもの
買収と成長
企業家精神
取締役会
気になること―結びとして
やろう!
◆三行の経営論
『本を読む時は、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれとは逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。』
『ビジネスの世界では、だれもが二通りの通貨─金銭と経験─で報酬を支払われる。
金は後回しにして、まず経験を取れ。』
◆ITTの基本ポリシーのひとつは、「びっくりさせるな!」ということだった。
『・・私は全ての報告書の冒頭に、以下のことを以下の順に、具体的かつ直截に述べた摘要を
付することを要求する。
1 提案要領。
2 問題となっていることの摘要。
3 必要な場合には、その提案に到達した論拠を明らかにするための、思考過程の明快な
説明と、判断を助ける展望を提供してくれる数字。
4 右以外の、提案者の個人的意見と、意見の度合いと、取り上げられた事柄に関する
疑問等を述べた、短いステートメント。
◆数字が強いる苦行は自由への過程である。
『数字は企業の健康状態を測る一種の体温計の役をする。それは何が起こっているかを
マネジメントに知らせる第一次情報伝達ラインとして機能し、それらの数字が精密であれば
あるほど、また、”揺るがすことができない事実”に基づいていればいるほど、
情報は明確に伝わる。
その年の予算を作成するマネジャーは、一連の期待を紙の上に数字で表現しているのである。
それにはありとあらゆる製品の諸コスト─設計、エンジニアリング、資材、製造、労働力、
工場、マーケティング、販売、流通などのコスト─とマーケット・シェア、繰り越し注文、
在庫等に基づいた予想収入が包含されている。・・・』
★今さらですが、読んでみました。
帯には
(株)ファーストリテイニング会長 柳井 正
「これが私の最高の教科書だ」
とあります。