『これでわかる経理・財務の基本』 平松 徹 著
出版社 週刊住宅新聞社(2007/04/15) ISBN-10: 4784826041

目次

第1章 簿記会計の基本とそれをめぐる状況

会計とは、日常の取引から決算処理にいたる流れ、
原価計算の仕方/会計をめぐる大きな環境・会社
法と金融商品取引法(J-SOX法)

第2章 財務分析と損益管理

貸借対照表、損益計算書を基にした財務分析/
損益分岐点について/プロセス管理の重要性

第3章 資金管理、資金繰り管理、借入

運転資金の考え方、サイトの理解、キャシュ管理/
借入について、知らないと損になる重要な制度など

第4章 リスクマネジメント

与信管理/企業不祥事を防ぐ方法や粉飾決算など/
内部監査の仕方

第5章 税関連

税金関連について(法人税、消費税など)
小さな会社での節税対策など

★第1章より

会計とはオカネを記録し管理すること
会計は、お金を調達し運用した結果を記録し管理するものです。
企業の中に流れているお金を基本数値としてしっかり把握でき
れば、企業の状態も分かります。例えば事業が効率よく行われ
ているかどうか?これは会計をしっかり行って、一人当たりの
売上高や利益高を出せば状況をかなり正確に把握できます。そ
こから、事業活動を見直し改善も図れます。

★第2章より

財務分析について
財務分析は財務諸表の数字データをいろいろ加工して、そこか
ら会社の状況を定量的に把握して改善につなげていくためのも
のです。この数値データの加工ということが大切です。他の会
社と比較できるためには、数字データは生のままではだめです。
例えば当社の売上は10億円、同業A社は100億円だったと
します。売上10倍でA社は凄いなで終わってはどうしようも
ありません。比較をするためには同じ土俵に乗っかる必要があ
ります。そこで出てくるのが「一人あたり」。かっこよくいう
と「パーヘッド」というやつ。

★第3章より

運転資金とは
運転資金は業務を円滑にまわす資金です。事業を運転するため
に必要な資金ということですね。商品は販売されて初めて現金
になります。販売されて現金になる前に支払が必要な資金が運
転資金です。販売してまず売掛金になり、それが翌月回収され
るとします。従業員の給与や事務所の家賃など当月に支払わな
いといけないことも多いですね。売上のお金が入ってくる前に
経費の支払が発生してしまいます。仕入代金だって回収日より
支払日の方が早ければその間の繋ぎ資金が必要です。

★第4章より

与信管理とは
与信管理とは顧客に対する売上債権を管理することです。顧客
の信用度合いに応じてどのくらいの売上債権になるまで出荷可
能か、もらった手形が無事に落ちて回収できるまできめ細かく
管理し、状況に応じて手を打っていきます。相手先に信用不安
の状況がないかなどをきめこまかく観察して不良債権が発生し
ないようにもします。

★第5章より

直接税と間接税
会社の税金で主なものとして、まず法人税、法人住民税、事業
税などがあります。これは会社に直接かかる直接税です。もう
一つ主要な税金に消費税がありますが、こちらは間接税になり
ます。直接税は税金を負担する人と税金を支払う人が同じ税金
です。法人税は法人が儲けた分に課税されます。そしてその法
人が直接支払います。間接税は税金を負担する人が税金を支払
うのではなく、それをいったん預かって他の人が支払う税金で
す。消費税は例えば商品を販売したときに、買った人から消費
税を預かり、一定期日にそれを預かった人が支払います。

★表紙に書いてある「財務分析から税務調査対策までこの1冊で
OK!!」というとおり、経理・財務の初心者にも分かり易い
表現で、最後まで肩がこらないで読めるお勧めの1冊です。

本日は、この辺で。

 

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投稿者 himico-blog