『「賢いバカ正直」なりなさい 信念の経営者ハンツマンの黄金律』ジョン・M・ハンツマン (著)
出版社: 英治出版 (2006/7/7) ASIN: 4901234862

目次
 第1章 砂場で学んだ教訓
 第2章 心の羅針盤に従って行動する
 第3章 ルールを守り、正々堂々と勝負する
 第4章 リーダーとして模範を示す
 第5章 約束を守る
 第6章 賢い忠告者を賢く選ぶ
 第7章 怒っても、復讐しない
 第8章 やさしさを持って接する
 第9章 組織を家族のように運営する
 第10章 社会に還元する

◆見て見ぬ振りをしない

 『必要なのは、子どものころ公園で学んだ、世間で広く支持されている道徳的原理という
  カンフル剤だ。ルールはすでに誰もが知っている、それは、公平であれ、人を騙すな、
  正々堂々と戦え、平等に分配せよ、嘘をつくな、といったことである。これら幼少時代の
  処方箋は、競争という霧のなかで見失われてしまったかのように思えるかもしれない。
   しかし、もっと問題なのは、自分の都合に合わせて、この価値観を見て見ぬ振りを
  していることなのだ。いずれにしろ、今こそ誰もが自分の振る舞いをつねに顧みて、
  道徳に基づいた行動ができるようにするときなのである。・・』

◆間違いだと言える勇気を持つ

◆心の羅針盤に従って行動する

 『道徳を知らない人間はいないのだ。
  道徳意識がないといわれる人間も、わざとやっているだけで、実際は道徳を忘れている
  わけではない。誰の心のなかにも、・・・』

◆詳細なルールブックは必要ない

 『・・ところが、倫理の法制化は絶えず繰り返されている。議会は今日の企業世界が
  あまりに倫理上の問題を起こしすぎていると考えている。市場の信頼性を回復するために
  サーベンス・オクスリー法が制定されたのもそのような背景があるからである。
  しかし、一人ひとりの人間が幼少時代の価値観を取り戻すことでしか、敬意、礼儀正しさ、
  誠実さは回復されないのだ。・・』

★一代で、家族経営の企業を売上120億までにして、2005年に上場させたハンツマン社の会長です。
 ニクソン政権では、大統領特別補佐官に就任しましたが、

 ウォーターゲイト事件で、
 嫌疑をかけられなかった、ホワイトハウスの唯一のスタッフだったそうです。

 薄い本ですが、
 ほとんどが道徳的な話です。

 そして、寄付の重要さの話です。

 本物の成功者になるには、こうした価値観が必要のようです。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog