公庫コロナ融資の面談・電話面談を成功させる3つの秘訣

資金調達

公庫のコロナ融資を受けるのに面談が不安だ

コロナ融資の審査で電話面談があるのだけど、何を聞かれるの?

国金で電話面談と、実際の面談は、どっちが有利なのか

 

今回、コロナ融資を、政策金融公庫で初めて借りるという人は、初めてのことで心配ですよ。

実際に、コロナ融資で面談を2回受けた僕が、わかりやすく解説します。

 

税理士で、ベストセラー作家でもある、吉澤大先生に、当記事を紹介いただきました!

ありがとうございます。

 

 

4社の会社を経営しています。

今回のコロナ融資を設立4年目の会社で初めて公庫融資を受けました。

もう1社は、既に公庫から融資を受けていて、追加でコロナ融資を申し込みました。

 

自分でこの手法を用いた公庫の面談で、

6月第一週に 、審査に1週間かかると言われたものが、実質2営業日で契約書が郵送されました。

しかも、面談時の融資見通し幅の、上限いっぱいの回答となりました!

つぎは、あなたも実践してください。

 

結論から言うと

公庫の面談ポイントは3点です。

  1. テストでないのでこの記事を読んで面談の流れを理解して落ち着いて対応する
  2. 依頼された書類・通帳を不備なく準備する
  3. 売上が回復して返済できる点をしっかりアピールする

それでは、以下個別に解説します。

1、テストでないのでこの記事を読んで面談の流れを理解して落ち着いて対応する

最初に一番、大事なことを書きます。

「面談はテストではありません。間違ったことを言ったら不合格というわけではないので、

社長さんがおひとりで面談してください。分からないことは後日の回答でけっこうです」

これは、僕の前の番のに待っていた人に、公庫のベテラン担当者が声をかけた、実際の言葉です。

 

特に初めて、公庫から借入をするという人は本当に不安だと思います。

『面談で何を聞かれるのか、何が必要か』

この記事を読んでしっかり、準備をしてください。

面談時間は、おおよそ15分から30分弱となります。

注意点として、面談室には代表者が1名でしか入れません。

経理担当者が同席できませんので、待ち合い室で事前に資料を渡しておきます。

 

そこで、社長・代表者が面談にあたって、大事な点が2こ。

  • ペンとメモ帳を持って、面談者の名前と、融資の見通し額、融資が難しいと言われたらその理由を書く
  • 公庫から借りていれば、その当初の融資額と現在の残高、他社からの総借入額は、頭に入れておく

 

また、

最近、知人の社長の話やネットの情報を見ていると、電話面談で終わってしまう方も多いようです。

もともと、公庫では、借り換え融資など、代表者の面談を電話でするケースがありました。

今回のコロナ融資においては、新規取引でも電話面談で終わらせるケースもあるという情報があります。

申請者が多く、すべて面談していては、人と場所が、非効率なのかもしれません。

もちろん、コロナ感染防止の対策から、電話面談にしていることも考えられます。

 

いずれにせよ、電話面談だから審査が不利ということはないでしょうし、

融資が難しそうな会社が電話面談でいきなり断られるということもないと思います。

むしろ、財務状況が優良で、審査は通る可能性が高い会社だと思います。

 

 

2、依頼された書類・通帳を不備なく準備する

言われたものを準備するなんてことは、当たり前だと思ったあなたは、正常です。

でも、書類不備だと、最悪のケースは、再度面談や、追加の書類提出が必要となり、

融資の実行が遅れるケースが多いので、注意してください。

 

  •  提出する書類や通帳のココを見ている
  •  面談前にある程度、白黒はついている
  •  公庫面談の3つのシナリオとは

 

決算書などは、公庫の申込書の郵送などの際に、提出していると思います。

公庫コロナ融資の全体の流れは、こちらの記事を参考にしてください。

コロナ緊急融資制度(公庫・保証協会・銀行)まとめ【随時更新】

 

提出する書類や通帳のココを見ている

面談の予約の電話が、公庫からかかってきます。

その際、日程のすり合わせのあと、

当日、持ってくる必要書類が言われます。慌てず、メモをとりましょう。

(メモする内容:アポ日時、担当者名、必要書類)

 

参考までに、僕の場合の必要書類はこちら

代表者本人の身分証明(運転免許書など

メインで使っている通帳。

他行で借りている融資の返済予定表を全てコピー。

その返済口座の通帳。

納税を証明出来るもの。

 

 

 

さて、冒頭でも説明した通り、書類と通帳をきっちりチェックします。

基本中の基本ですが、ここで書類の不足でミスする会社が多いのです。

 

公庫はここで何をみたいかというと、

税金の滞納がないかどうか、

個別の借入で返済が遅れたりしていないかを見ています。

少額で車のローンで月額3万円程度のものまで、きっちり確認されます。

 

逆に言うと、リスケをしている・税金を滞納している会社は、すぐバレますので、最初から申告しましょう。

税金については、コロナの影響がある場合、納税猶予が受けられますので、そちらも検討してください。

 

いずれにしても、僕の場合で、4月中旬に申し込んで、公庫から電話があったのが5月22日、

その時点で、最短の面談アポが、約2週間後6月5日だったわけです。

これ以上、時間をロスしないためにも、一回の面談できっちり準備して、完結することが大切です。

 

面談前にある程度、白黒はついている

もう一点大切なことは、担当者は面談前に、決算書・申告書などの数字から、以下の二点をおおよそ決めています。

  • 融資ができるか・どうか
  • 融資ができる場合のおおよその融資額の幅

面談の際には、上司と交渉するとか、会議にかかると言います。

しかし、

実際に、面談者に決裁権があるかどうかではなく、

どんなに若い人が面談者であっても、相当数のコロナ融資を審査している経験があるので、

そこからかなり精度の高い見通しを立てています。

なので、面談の前に、審査の白黒をつけている可能性が高いです。

 

公庫面談の3つのシナリオとは

ですから、面談は、それを確認するシナリオで聞いてきます。

シナリオは以下の3つのパターンが考えれられます

  1.  財務評価が高くて、融資の申込額が満額通る
  2.  財務評価には一部問題もあるが、融資の申込額を減額することで審査が通る
  3.  税金の滞納やリスケなどの問題があり、審査の不合格(否決)が前提だが、形式として面談している

 

多くの人や会社は、Bのパターンとなります。僕は2社ともそうでした。

いちおう、A のパターンは説明が不要だと思いますが、

ポイントは2点。

申込額3,000万で書いて、その根拠は聞かれるが、3,000万の融資で審査すると言われる。

今回のコロナ融資にあたり、法人の場合で代表者の連帯保証は不要ですと言われる(ココは決定的!)。

実際、私の知人の社長でこのケースがありましたが、

財務に自信を持ってくださいと言いました。

 

では、Bパターンです。

ここで、抑えておいて欲しいのは、下げて上げる流れです。

これお笑いじゃないんですけど、

公庫の担当者も、人間なんで、不要なクレームは嫌なんですね。

 

人によっては、審査が通らないとか、融資が減額されると怒りだす人もいるのだと想像できます。

会社の存続がかかっているので、心情はわかりますが、絶対に僕はやりませんし、怒っても何の得もないと思います。

それで、ここを避ける面談のシナリオがあるわけです。

 

面談の最初で、融資ができなくはないが、満額はとても上司がOkとはいわない。

自分も担当者として、頑張りますが、当初融資額の40〜60%くらの範囲だと思います。

こんな感じで、期待値をいったん下げて、落としどころを探ります。

 

そこで、まあ、自社にこういう問題点もあるので、致し方ないですねといった回答をします。

そうすると、今度は、下げてからの上げです。

では融資の条件面では、返済期間や返済猶予期間を融通できますと言ってきます。

たとえば、返済期間7年、うち返済猶予を半年で申し込みしていたら、

返済期間を8年で、うち返済猶予を1年でどうでしょうか?と言われる。

 

 

最後、Cパターンです(ここは想像です)。

コロナ融資といえども、こういう事情で審査が厳しい点を伝えられる。

窓口が込み合っていて、審査には1週間以上かかり、

審査結果については、原則として、電話で回答しますと言われる。

基本的に、面談者が、こちらに期待感をもたせるような発言がない。

 

3、売上が回復して返済できる点をしっかりアピールする

さきほどは、面談の前に、審査の白黒をつけている可能性が高いと書きましたが、

シナリオBの人は、それでも融資額を少しでもあげるのに、アピールが有効です。

 

実際のコロナ融資の面談の流れと内容を、改めて紹介します。

政策金融公庫、面談内容

  1. 電話での提出依頼物について
  2. コロナの影響について
  3. 自社の事業内容
  4. 融資申し込み額の根拠
  5. コロナ融資について制度説明と今後のスケジュール

※初めての人は自社の事業内容とからめて、代表者本人の経歴について質問されます

 

1は既に説明したので、2の「コロナの影響について」です。

以前は、かなり詳しくヒアリングされましたが、現在は、多くの業種で影響が広がっているので、

ここについてはざっくりとした説明で大丈夫です。

例えば、

Q「今回のコロナについて、御社の影響を、直接的・間接的なものをご説明下さい?」

A「××業なんですが、お客様がコロナの影響で慎重になり買い控え、設備投資の先送りをしています。

  この結果、今期の現時点での売上が対前年で3割ダウンとなっています。」

 

3の「自社の事業内容」分かりにくい人は、パンフレットやホームページのコピーを用意してもよいかもしれません。

1回目のコロナ融資の面談では、その会社が公庫との取引がなかったために、

僕の経歴と、その経歴が会社経営をしっかりできる裏付けとなるかについて説明しました。

 

 最後に4の「融資申し込み額の根拠」について聞かれます。

とくに、大きな金額でなければ、大きなツッコミはないと思います。

例えば、

Q「申込額が1,000万とありますが、この根拠はありますか?」

A「年商が3,000万で約6割が運転資金です。申込額の1,000万は、半年分の運転資金を想定しています。」

 

ここで、融資の申込額の目安についてです。

コロナ融資の上限額は6,000万円となっていますが、それが通る会社はほとんどないと思います。

自社の財務状況と、今回のコロナの影響で必要資金との2点で、申込額が審査・決定されます。

 

目安となる融資条件については、

運転資金の3〜6ヶ月といわれています。

また、人によっては、運転資金ではなく、売上総額から減価償却費を引いた金額でよい、

という人もいます。

さらに、固定費だけが対象だという人もいます。

 

固定費とは、「売上の増減に関わらず、一定して発生する費用」のことで、

給与・人件費や、家賃が代表的なものです。

こうなると仕入れなどを対象にできません。

 

まあ、申込書には自由に書けます。

面談の際に、金額を変更することも可能です。

いずれにしても、自社の財務状況で審査されますので、

根拠さえあれば、申込書には大きめの金額を書くことをお勧めします。

 

つぎに、返済期間と据置き期間の目安です。

返済期間7~10年  据置き期間1年

 よほどのことがないかぎり、10年以上の期間はあまりないと思います。

据置き期間は1年程度にしておいて、面談で調整するのが無難です。

あんまり、長くすると、その根拠を求められると少し不利な状況になります。

 

最後に、一番大事なアピールです。

僕自身は、「ほかに何かご質問はありますか?」というタイミングでアピールしました。

事前に「売上の見通し」という簡単なA41枚の書類を用意しました。

 

内容は、自社の事業内容と、コロナの影響で売り上げは落ちているが、

業務改善のチャンスととらえて、具体的なアクションを行っている。

ついては、来期以降、その努力で、売り上げは回復し、利益は××円程度確保できる。

といった内容です。

 

これによって、

売上は回復して、返済原資となる利益はしっかり確保できる点をアピールします。

紙の資料で渡すことで、

公庫担当者が、融資の稟議書を書く際の、手間を減らすこともできるので、喜ばれます。

さっき言った、据置き期間をあまりに長く要求すると、

新型コロナウイルスの影響がなくなれば返済できるという自信との整合性が取れなくなります。

 

5「コロナ融資について制度説明と今後のスケジュール」

ここまでくれば、ひと安心です。

担当者の口から「今後のスケジュール」という言葉が出たら、心の中で、ガッツポーズです。

 

都市伝説としては、面談で制度の説明とスケジュールが説明されたら、否決(融資のゼロ回答)はないと言われています。

あとは聞き流しても、コロナ融資の詳しい制度情報はホームページに載っています。

 

最後にメモするところが、入金の予定です。

 僕の場合は、面談後の審査に1週間、そのご、契約書が本社か、自宅に郵送されて、

入金は、面談から約1カ月後の見込みです。

 

まとめ

公庫の面談ポイントは以下の通りです。

1、テストでないのでこの記事を読んで面談の流れを理解して落ち着いて対応する

社長・代表者が面談にあたって、大事な点が2つ。

  • ペンとメモ帳を持って、面談者の名前と、融資の見通し額、融資が難しいと言われたらその理由を書く
  • 公庫から借りていれば、その当初の融資額と現在の残高、他社からの総借入額は、頭に入れておく

電話面談だから不利ということはない。

2、依頼された書類・通帳を不備なく準備する

公庫の担当者は面談前に、融資の白黒をつけている、その3つのシナリオ。

  •  財務評価が高くて、融資の申込額が満額通る
  •  財務評価には一部問題もあるが、融資の申込額を減額することで審査が通る
  •  税金の滞納やリスケなどの問題があり、審査の不合格(否決)が前提だが、形式として面談している

3、売上が回復して返済できる点をしっかりアピールする

一番大事なアピールポイントは、「売上の見通し」や「返済がしっかりできる」という点です。

できれば、1枚ぺらで良いので書類を準備すると良いです。

 

ぜひ、公庫融資を成功させて、コロナ危機を乗り越えましょう!

ちょっと、長いですが、聞き流せるユーチューブ動画はこちらです。