ドラッカー氏の名著『現代の経営』

書評

P・F・ドラッカー著「現代の経営 上」ダイヤモンド社です。4478320780

目次
 序 論 マネジメントの本質(マネジメントの役割
 第1章 マネジメントの役割
 第2章 マネジメントの仕事
 第3章 マネジメントの挑戦
 第4章 シアーズ物語
 第5章 事業とは何か
 第6章 われわれの事業は何か。何でなければならないか
 第7章 事業の目標
 第8章 明日の成果のための今日の意思決定
 第9章 生産の原理
 第10章 フォード物語
 第11章 目標と自己管理によるマネジメント
 第12章 経営管理者はマネジメントする
 第13章 組織の文化
 第14章 CEOと取締役会
 第15章 経営管理者の育成

 「われわれが利用できる資源のなかで、成長と発展を期待できるものは人間だけである」
 
 「経営管理者とは、企業にとって、最も高価な資源である」

◆オートメーションとは何か

 「オートメーションの本質は、プロセスの中に組み込まれたコントロールのシステムが、
  プロセスによって処理できないものを除去し、あるいはプロセス自身を調整することによって、
  その機能を維持することにある。」

 「オートメーションという新しい技術の時代においては、中央の計画によって経済を運営すべく、
  自立した企業の自由なマネジメントをなくそうとする試みる社会は、すべて滅びる。
  責任と意思決定の権限をトップに集中しようと試みる企業も、同じ運命をだどる。」

◆事業の目的

 「事業の目的として有効な定義はだた一つである。
  それは、顧客を創造することである。市場は、神や自然や経済的な力によって創造されるのではない。
  企業人によって創造される。」

◆「われわれの事業は何か」が最も重要

 「もし、成功しているときにこの問いへの答えをおろそかにするならば、いかに優れた商品であったとしても、
  再び足を棒にして自ら行商する羽目となる」

 ◎顧客はだれか
 ◎顧客は何を買うか
 ◎顧客は何を価値あるものと考えるか
 ◎製品を買うとき何を求めているか
 ◎われわれの事業は将来何になるか
 ◎われわれは正しい事業にいるか、事業を変えるべきか
 ◎われわれの事業は何か、何でなければならないか

◆リーダーシップとは

 『われわれは、「凡庸な人間に凡庸ならざることをさせる」ことをもって、組織の目的と定義した。
  凡庸な人間を凡庸ならざる人間にするとはいわなかった。』

 『リーダーシップとは、人間の視点を高め、成果の基準を上げさせ、人間の人格をして
  通常の制約を超えさせるものである』

◆経営管理者の育成の方法

 「つまるところ、経営管理者の育成とは自己開発である。」

 「最大の貢献を果たすことのできる仕事に就けているか」

 「強みと能力を十分に発揮させるためには、何を学ばせ、いかなる弱みを克服させなければならないか」

★前編だけで291ページあります。フォトリーディングでなければ、とても手が出せなかったと思います。
 速読に興味ある方、ぜひお薦めです。
 この本は、田口 弘前ミスミ社長の推薦で読書リストに加えました。
 (今読み返したら、この本自体を推薦しているわけではありませんでした!勘違いです)

 田口弘著「隠すな!」日本経済出版社

  「私がビジネスに関心を持つようになったのは愛知学院大学時代です。当時は、消費税の流通革命が
   唱えられはじめたり、ドラッカーの名著「現代の経営」が邦訳され、話題になった頃で・・・」

 1954年に書かれたということですが、古くて新しい1冊だと思います。
 多くの経営書で書かれている、原典ともいえ、どこかで読んだ覚えがある、聞き覚えがあるというものが
 たくさんあります。
  また、エピソード(事例)をまじえ説明しているので、とても分かりやすいです。
 最先端の経営書よりも、シンプルで分かりやすい点は、読んでいて非常にありがたいです。

 読むのに時間はかかりますので、お忙しい実務者に、簡単にはお薦めできませんが、
 学生さんなど、時間に余裕がある方は、余裕がある今の内に、読んでおくと役立つと思います。

本日は、この辺で。