折口雅博著『「プロ経営者」の条件』徳間書店です。4198620369

目次
 第1章 いつか、でっかいことをしたい
 第2章 どん底からの再起
 第3章 何が成功を呼ぶのか
 第4章 ビジネスと社会貢献の両立
 第5章 プロ経営者の発想と技術
 第6章 挑戦者たちの社会を

◆「原因」があるから、「結果」がある

 『 日本ではよく、「運が良かったから」「うまく波に乗れたから」「縁があったから」
  などとコメントする経営者や成功者がいます。講演などでも、「運が良かった」
  「縁があった」などと言うと、なんとなく聞くほうも安心するし、話すほうも
  あまり嫌われなくて済むのかもしれません。
   しかし私は、決してそういうことは申し上げてきませんでした。なぜなら、「原因が
  あるから、結果がある」からです。それを信じ、実行してきたからです。「結果」とは、
  決して運や縁だけでできたものではないのです。私から見れば「運が良かった」という
  言葉ほど残酷なものはないと思います。なぜなら、運がなければ成功はできない、
  ということになるからです。』

◆「ゼロから1を創ることを知り、その尊さを一番大切なものにする」

◆渡米した父が見せてくれたアメリカの映像が起業の動機に

◆ある事業が成功するかどうか、それはボーリングにたとえれば、ストライクを取ることだと
 私は思っています。

◆ジュリアナを追われ、残ったのは4000万円の借金

◆苦しい時代は、最も濃密で充実した時代でもあった

◆人材業という名の仮面をかぶった情報システム産業

◆企業の理念を全従業員に徹底して浸透させた

◆当初の赤字はサービス業の会計上の宿命だった─「本質」を見誤ってはいけない

◆正しいことをしていれば、何を言われてもいい

◆売り上げがなければ、いいサービスは生まれない

★素晴らしい1冊に出会えました。
 40代の社長ですが、いわゆる最近のヒルズ族とは異なります。
 安易な成功ノウハウはここにはありません。
 むしろ、稲盛和夫氏を尊敬するという、「誰にも負けない努力」を続けたことが、成功を呼んだと言います。
 その結果、まったくといっていいほどM&Aの手法を使わずに、
 ゼロから1400億円の一部上場企業を作りました。
 そして、このことを、彼は誇りに思っています。

 私は、ジュリアナを創った元商社マンと聞いて、
 またしても食わず嫌いで、まったく誤解していました。

 講演CDがありましたので、そちらも手に入れたいと思います。

投稿者 himico-blog