もう時効だと思いますので、
ここに、私がなぜ、ANA押しのブログを書き始めたのか?
きっかけとなったあるエピソードを紹介したいと思います。
個人的に、
ある障がい者施設を応援したいたところ、
自然災害によって、その地区一帯が、大規模停電など大きな混乱状態となりました。
居ても立っても居られなくなった私は、
とりあえず、スーパーマーケットをあちこち回り、支援物資を買いそろえました。
単一乾電池、缶詰、電子レンジで温めるご飯のパック、
サランラップ、長期保存が可能なカレー、
お餅、などなど。
当初は、ハイエースという商用自動車に積めるだけ積んで、
持っていくつもだったので、それなりの量を準備しました。
ところが、
テレビの報道を見ると、
随時、停電エリアも解除となり、物流も回復してきているようです。
まあ、これは、車で行くまでのことはないかと勝手な判断をして、
フェリーの予約をキャンセルして、自分の飛行機の予約を取りました。
そんな軽い気持ちで、現地の職員に、飛行機で行く旨、変更したことを電話で伝えると、
『物資はと届かないのですか?』
電話ごしにも、がっかりした、どんよりした雰囲気が使わってきます。
内心、しまったと思いましたが、時すでに遅し。
今更、フェリーの予約を取ることも、
自分自身の予定を変更することもかないません。
小さな声で、
「約束したものは、あとからになりますが、宅配便で送ります。」
と言って、電話を切りました。
もう、
こうなったら、持てるだけの荷物を、
飛行機にハンドキャリーで持ち込むしかない。
航空会社に何を言われても、非常事態なのだから仕方ないだろう、と。
そして、
家中の、スーツケースとキャリアケースを集めました。
スーツケース1個にキャリアケース2個、背中にはリュックを背負い、
それに加えて、段ボールが3個。
顔を真っ赤にして、
ふうふう言いながら、
ANAのカウンターにようやくたどり着きます。
どれだけ、
追加料金を請求されるのか?
そもそも、こんなにオーバーした手荷物を引き受けてくれるものなか?
内心ドキドキしながら、
カウンターの向こう側の、女性スタッフの反応を待ちます。
いつも通り、
携帯端末をかざして、チェックインすると、
スタッフからひとこと
「救援物資、でしょうか?」
私は、
「はい」
と答えました。
たったそれだけです。
あとは、何事もなく、
その70キロ以上の手荷物をスピーディーに処理していただき、
いつもどおり、引換証をいただきました。
「追加料金はかからないの?」
と内心思いながらも、
感謝の想いで、
保安検査所をくぐりぬけ、機中の人となりました。
そして、
現地では・・。
後から、
伝え聞いたところでは、
現地の利用者さんが、救援物資をみたときに歓声の声があがり、
とてもとても、喜んでいただけたとのことです。
もしかしたら、
災害時には、どこの航空会社も、そうしたサービスがあるのかもしれません。
けれども、
私の身におきたこのひとつの体験が、
私が、他でもないANAを選ぶ、理由の一つです。