『コンピュータシステム災害復旧の対策 ディザスターリカバリ対策の構築』谷井成吉(著)
ダイヤモンド社 (2006/9/15) 4478375259
目次
第1章 コンピュータが停止すると…
第2章 ディザスターリカバリ対策とは
第3章 ディザスターリカバリを支える技術
第4章 ディザスターリカバリ対策の企画
第5章 ディザスターリカバリ対策の導入
第6章 ディザスターリカバリ対策の運用
第7章 実現に向けて
◆ 情報化社会に求められるコンピュータの安全対策
『現代社会では、どのような原因にせよコンピュータシステムの復旧を
あらかじめ準備し確実に実施することが求められています。企業経営においては、
どのような災害に遭遇した際にも影響を極小化して企業存続の危機とならないよ
うに
準備することが出来ます。』
◆ ディザスターリカバリ対策の種類
代表的なディザスターリカバリには3種類あります。
①テープベースのディザスターリカバリ対策
②レプリケーションベースのディザスターリカバリ対策
③サイト間フェイルオーバ
◆ディザスターリカバリ対策で用いるバックアップテクニック
『一般にオペレーティングシステムの再導入には半日から3日程度
時間を必要とするため、一刻でも早い復旧を求める場合には
オペレーティングシステムの復旧をどれだけ短くするかが課題になります。
ベアメタルリストアのソフトウェアを使うことで、オペレーティングシステムを
含むデータの復旧が可能になります。』
◆ディザスターリカバリの実施プロセス
『ディザスターリカバリ実施プロセスは①BCPの策定、②アセスメント
③実施方針決定、④DR対策デザイン、⑤導入及びテストの順に実施しています。
アセスメントはデータセンターが被災して機能しなくなった場合、、どの程度の
時間で復旧するかを明らかにする目的で実施します。』
◆ディザスターリカバリの対策導入にあたって
『ディザスターリカバリ対策は一度立ててしまえば
それで終わりという訳ではありません。
他のシステムに比べれば、変更の頻度ははるかに少ないでしょうが、
それでも定期テスト実施後に気づいた弱点や脆弱性について
補強を実施していきます。』
★コンピュータの業界関係者やその構築・運用を担う者にとって、
災害復旧(ディザスターリカバリ対策)は古くからあるテーマです。
こうしたディザスターリカバリに遭遇したときに
普及を早く確実に実現する方法が
図解されてわかりやすく説明されているので、理解しやすい
一冊となっています。
本日は、この辺で。
編集後記
ここのところ、記事更新がますます不定期になり、
ちょっと、心苦しく思っております。
実は、先月より、新企画を考えておりましたが、
伸び伸びになっています。
来週中には、何か、形になると思われます。