岡本 吏郎 (著) 『会社の数字がカラダでわかる! 会計するカラダのススメ』
幻冬舎 ; ISBN: 4344011759 ; (2006/06/09)
目次
第1章 カラダを使わずに何を使う…(会計は肉体的だ経営者Aの迷走 ほか)
第2章 もう少しカラダを大切にしたいもんだ…
第3章 会計するカラダ(「カラダを動かす」も観念実は私もわからない ほか)
最終章 会計するアタマ(カラダが温まるとアタマが動く…とどのつまり ほか)
『多くの経営者が持つ悩み、
「会計って、どうしたらわかるようになるの?」に答えます』
◆はじめに─日本中の会計難民の方々へ
『「会計はとても身体的なのよ。だから、入門書を読んだって、何をしたって
会計をアタマだけで考えていたら、あなたの会計コンプレックスはいつまで
たってもなくなることはない。まぁ、せいぜい会計難民を続けてください。
それじゃ、バイバイ!!」という本なのである』
◆経営者Aの迷走②
『読書家で勉強家の彼は、一言何かをしゃべらせたら名経営者なみだ。さすがに
勉強しているだけあって、何でもよく知っている。さらに、仏教やインド哲学
などにも詳しいので話しに厚みがある。
しかし、彼の実態は、彼の立派な話とはまったく逆だ。経営は数年間赤字続き。
その赤字が、会社からもらっている彼の役員報酬よりも大きい。』
『彼の部屋には「会計入門」「すぐわかる簿記」などの本も所狭しと並んでいる。
そして、どの本も一通りは見ている。しかし、何だかわからない。そこで、
今度こそ・・・・と思いつつ再び似たような本が並ぶ。
並んでいる本を見てみれば、どの本も同じことが書いてある。まぁ、会計の本
なんてそれほど内容が変わることなんてない。もし違っていたらそちらの方が
おかしい。
しかし、彼はついつい新しい本を買ってします。・・・』
◆カラダはとても不器用だ
『会計なんて本当だと思わないほうがいいですよ。あなたのカラダの感覚を信じてください』
◆実査を中心とした経理
◆経理の知識は何もいらない
◆月末処理だって大したことはない
◆決算日をずらすP-145
『実は、経理担当者のほとんどの時間は請求処理に奪われている。経営者のほとんどは
この事実を知らない。もう一つ時間を奪うものがある。支払処理。支払いのために
銀行に行ったり、現金払いをする仕事だ。この二つで経理担当者のほとんどの時間が
終ってしまう。』
◆とどのつまり
『労働分配率を低くする。妥協せずに低くする。そういう経営ならば儲かる。
これだけだ。・・・』
★前半部分は、自分のことかと思いつつ、いえてますが、
本書いている、著者が言うと、自己否定のような気もします。
結局、経理が分かりたければ、本を読むのではなく、
1年でも2年でも、実務をしろ
そういうことです。それがカラダで分かる、あるいは覚えるということなんでしょう。
ますます、私は、深く混乱します。
本日は、この辺で。