石田淳(著)小阪裕司(監修)「リーダーのためのとっておきのスキル」フォレスト出版です。4894512130
目次
第一章 マネジメントの『本当の問題』は?
第二章 マネジメントの常識は間違いだらけ
第三章 社員がみるみるやる気を出すとっておきのマネジメント
第四章 実践・IS行動科学マネジメント
第五章 永続的に使えるマネジメント
◆本当に解決すべき問題は何だったのか
「リーダーたる者、部下に対して安易にレッテルを貼ることは慎まなければなりません。
仕事ができないのは何が原因なのか、やり方を正しく教えているかどうか、
この点をよく考える必要があります。」
◆成果主義ならうまくいくのか
「単純な成果主義の下では、トップ社員だけが評価されるからです。」
◆「人材を育てることができるのは優秀なリーダーだけ」という間違い
◆「自己実現を唱えればうまくいく」という間違い
◆「社員教育をやればうまくいく」という間違い
◆優秀な社員の「行動」に着目せよ!
「行動の分解」「優秀な社員の行動」を誰も知らない
◎自発的に行動し、行動を持続させる「しくみ」
◎実例・礼儀の行動分解
「では、できない社員をどのように変えていけばいいのでしょう。それには
社員の『人格』と『行動』を分けて考えることをおすすめします。
仕事ができないからといって人を入れ替えるのではなく、
部下の『行動』を変えてあげてください。」
◆「IS行動科学マネジメント」の人材育成方法
◎ステップ1 行動を分解し「行動のレパートリー」を与える
◎ステップ2 行動の核を見つける
◎ステップ3 チェックリストを作る
◎ステップ4 行動することを「快」につなげる
◎ステップ5 理念をインストールする
「自ら進んで仕事に取り組み、楽しみながら成果を挙げていく人材を育てること」
◆著者の経営する学習塾での、補助講師の一日の行動分析の一部(p-111)
◆行動することを「快」につなげる
◎成果をほめるよりも、「成果に向って行動したことをねぎらうこと」が必要です。
◎行動したことをねぎらわれると、その快感が記憶に焼きつき、同じ快感を得ようとして
また行動をおこします。そうすることが快感につながる、と学習したからです。・・・
◎ねぎらいのタイミング
◆「快」につなげることをしくみ化する
◆理念をインストールする
「何事も包み隠さず話す」
◆理念をインストールする方法
1、「ミッション。ヴィジョン、クレドを明確に示す」
2、・・・
3、・・・
★小坂裕司さんは、かつて、神田さんとKKコンビで売り出したというぐらいの関係なので、
そのマネジメント理論というか、お話は、とても理解しやすいです。
とりわけ、「ねぎらい」や「快と快を結びつける」という考え方は、
あまり他では聞かないのですが、非常にチーム運営上、有効なスキルだと思います。
この本は、その小阪裕司さんの理論と米国からきた行動科学マネジメントを融合したものだ
そうです。
会議にすすめ方など、ぜひ、参考にしたいと思います。
本日は、この辺で。