畑村洋太郎著『なぜ人は「大切なこと」を見過ごすのか 気づく力』プレジデント社です。4833450119

目次
第一章 気づく力
第二章 考える力
第三章 行動する力

◆組織の思考を止める「上司の壁」大前研一
◎「知的クーデター」は、強い成功願望から生まれる

「三十代の人には、①ハードルが非常に高い世界的な場で仕事をする、
②住む場所を変える、③働く先を変える、ことなどを勧める。
世界の第一線で働いている人と一緒に仕事をしたり、話をしたりすると、
自分がいかに無知かを思い知らされるだろう。」

「四十代の人には、『五年以内に社長になる』ことをターゲットとしてもらいたい」

◆花王・連続最高益の現場を支える「Why対話力」後藤卓也
◎情報を仕事に結びつける感性が大切

「社員一人ひとりが感性を発揮して収集した情報は、当然ながら商品開発に活かされる。
私もしょっちゅう研究所などに足を運んで、「こんなテーマがあるよ」
『世の中はこんなふうに動いているよ』という話をしているが、通常は当社の
生活文化研究所や開発担当者などが実施した調査結果、あるいは消費者センターに
寄せられる情報などを総合的に判断して商品開発を行っている。
よく閃きや勘で新製品が生まれたという話を聞くが、少なくとも花王では
そういうものは一切ない。」

「だからこそ花王では、それこそお年寄りの井戸端会議に入り込んだり、
家庭に上がり込んで『いちばん困っていることはなんですか』といったことを聞いているのだ。
こうした対話の中から新しい商品のヒントも生まれるし、消費者の立場に立った商品開発を
推進することで、企業としての信頼性も生まれてくるものだと思っている。」

◆思考パターンを学ぶ「毎週一冊主義」の勧め 丹羽宇一朗
◎週に一誌、隅々まで読む

「最初の一ヶ月ぐらいはかなり苦しい思いをするかもしれない。しかし、そこで絶対にさぼっては
いけない。睡眠不足に陥ろうが、まるまる一週間かかろうが必ず読み終える習慣をつけることだ」

◆解剖!ゴーン流「知行合一」のメソッド カルロス・ゴーン
◎クロス・ファンクショナル
─エンジニアリング、製造、マーケティング、販売などの異なる部門の社員を一堂に集め、
ひとつの問題をさまざまな角度から検討して、その解決をめざす手法

◎「ゲンバ」と対話すれば現実が見えてくる

◎「考える力」がなければ私たちに未来はない

◆これがGE流「組織のスピード掌握」メソッドだ 山川丈人
◎アシミレーション

◎Every idea counts(すべてのアイデアに価値がある)

◆「停滞、繰り返し作業・運搬」にムダが潜む
◎気づくことがムダとりの基本である

★いろんな角度から、自分の仕事のスタイルを見直せます。
壁にぶつかっている方には、
ちょっとしたヒントになるかもしれません。
一粒で二度三度おいしい本です。

本日は、この辺で。

 

投稿者 himico-blog