鍵山 秀三郎 (著)『掃除道 会社が変わる・学校が変わる・社会が変わる』
出版社: PHP研究所 (2005/8/6)ASIN: 4569643590

目次
第1章 掃除の変遷
第2章 掃除の基本と心構え
第3章 「日本を美しくする会」誕生
第4章 掃除で何が変わったか―企業経営編
第5章 掃除で何が変わったか―学校教育編
第6章 掃除で何が変わったか―地域社会編
第7章 掃除で何が変わったか―海外編

◆掃除を始めたきっかけ

『私が掃除を始めるようになった動機は、二つあります。
一つは、何と申しましても両親からの影響です。もう一つは、「人の心の荒み」を
何としてでも減らしたいという猛烈な願いからです。』

◆学はなくとも「しつけ」を重視した両親

◆荒みきった社員の心を穏やかにするために

『・・・言葉で説得したり、文書で伝える能力を持ち合わせていなかった私は、
掃除を始めるようになりました。出社してくる社員が汚れやゴミを目にしなくても
いいように、職場環境をきれいにしておきたかったのです。きれいにしておけば、
社員の心の荒みもなくなるだろうと考えたからです。きれいに掃除しておくことが唯一、
私が社員にしてあげられる感謝の気持ちではないかと信じていたからです。・・・』

『・・また、「うちの社長は掃除しかできない」という社員の批判を、外部の人を通じて
しばしば耳にしていました。そういう声を耳にするたびに、何度やめようと迷ったかも
しれません。迷っては戻り、戻っては迷って今日までやってきました。しかし、
どう考えてみても、掃除以外、私にできるいい方法が見つからなかったのです。』

◆掃除で社風が変わった

『・・掃除に取り組み続けたことで、もっとも顕著な変化があったのは、社風がよく
なったことです。
掃除は普通、共同作業で行ないます。共同作業には連帯感と協調性を高める効果が
あります。自分たちの職場を、共同作業できれいにすることによって、自然に連帯感と
協調性が育まれていきました。
その結果、社内の人間関係がよくなったと思います。
だからといって、掃除をしてすぐ儲かるというようなことはありません。
ただ、掃除をして環境をきれいにしますと、職場の雰囲気が穏やかになります。
穏やかな環境は、心の荒みをなくし、怒りを抑える効果があります。』

★実は、3か月ほど前から、始業前の掃除に取り組んでいます。
有志8名ほどで、トイレ、会社のまわりの掃き掃除、社内の吹き掃除などなどです。

この本の、トイレ掃除の方法は、詳細で、とても参考になりました。
また、ペンキの剥げや、クロスの剥がれを、補修したりもするようにしました。

イエローハットには、まだまだ及びませんが、
思ったより続いており、少しづつですが、社内も綺麗になってきますし、
掃除を楽しんでいる自分に気づいて、新たな発見ができました。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog