ブレイン編著「アウトソーシング 『業務別』に導入時のポイントがズバリわかる」日本実業出版社、¥1500-です。4534028563
★1998年11月5日 初版となっておりますので、情報としてはかなり古いです。ご注意下さい。
目次
第1章 アウトソーシングとは何か
第2章 アウトソーシング導入時のポイント
第3章 給与計算・社会保険関連業務のアウトソーシング
第4章 採用・人事に関するアウトソーシング
第5章 経理のアウトソーシング
第6章 情報システム部門のアウトソーシング
第7章 営業部門のアウトソーシング
◆「アウトソーシング」とは
◎一般に「アウトソーシング」とは、「業務の外部委託」「外注化」などと紹介されています。
「業務を外注化することによりコスト削減に繋がる方法」という意味で使われています。
◎真の意味での「アウトソーシング」とは、「外部の専門的な知識を有効に、効率よく活用することによって、
自社の目的とする業務に戦力を集中する経営手法」である。
◆アウトソーシングによるリスク
①秘密保持の問題
②社員の意識の問題
③外部委託によるリスク
◆企業にともなうアウトソーシング
◎会社設立時の登記業務から最初の決算時を迎えるまでの各種業務を支援する「創業支援パック」もある
◆管理部門のアウトソーシング
◎人事、総務、経理の全てをアウトソーシングし成功した、社員200名規模の企業の例
◆アウトソーシング導入時のポイント
◎既存業務の洗い出し
─アウトソーシング導入には、目的を明確にし、それに基づいてアウトソーシング化する業務分野を
定める必要がある。
◎委託範囲を決定する
─アウトソーシング実施には、トップダウンによる意思決定が重要になる。
◎効果を算出する
─経費の削減だけでなく外部の専門知識の活用に有る。固定費の変動費化も効果の一つ
◎アウトソーサー選定のポイント
◎契約段階の注意
─委託内容、委託金額、委託期間
◎導入時の社内体制づくり
◆アウトソーサーの管理と定期的な見直し
◆給与計算のアウトソーシング
◆経理のアウトソーシング
◎経理業務は、経営に有用な数字を把握する業務といえる。このアウトソーシングこそ、外部のプロの活用の
真髄といえる。
◆経理アウトソーシングの失敗例
◆経理固有の事情に留意する
◎「経理」「財務」「経営管理」という三つの業務を行っている
◎「経理」の機能を分解すると
─記録、保管、承認という三機能に分かれる
◎承認機能は、アウトソーシングに向かないことは明らか
◆経理アウトソーシングの進め方
◎アウトソーシングに向く経理業務・向かない経理業務
◆経理アウトソーシングの具体的手順
①いつまでに月次試算表を提出して欲しいか
②その為に、いつまでに原始証憑を渡すか、逆算で決まる
③それを渡すために、自社内で、いつまでに取りまとめをするか
◆経理のアウトソーシングの必要資料
◎現金主義と発生主義
◆税理士業務との関連
◎経理アウトソーシングに税務知識は必ずしも必要ない
★経理業務は、アウトソーシング、シェアードサービス、派遣社員の導入、経理パートの導入など、
業務改革を検討する際、バラエティある選択から選べる業務といえます。
そこで働く側の方にとってもメリットがあり、時にデメリットとなる場合もあるかもしれません。
働く側、または、会計が必要な企業及び経営者のそれぞれの観点から、
今後も、このような情報・本があれば、ご紹介していきたいと思います。
本日は、この辺で。