今回は、経理実務研究会 編 「はじめてでもわかる経理実務検定試験ではわからない実務のコツ教えます!」
¥1400-税務経理協会です。
この本の最大の特徴は、実際の証憑イメージが
豊富に載っていることです。
例えば、リース支払い予定表、小切手、当座照合表、約束手形などです。
実務に携わる方には、毎日目にする当たり前のものでも、
本で勉強する身には、一体どんなものなのか想像もつかない場合もあると思います。
また知り合いに経理マンがいたとしても、
それこそちょっと持ち出すというわけにもいきません。
それと手書伝票も数多く記入例があり、摘要まで書かれている点が
非常に親切です。確かに実務に役立ちそうです。
ただ本の内容うんぬんではありませんが、
いつも私が疑問に思い、またお客様からも良く問われる疑問に当りました。
月次決算の高速化にはかかせない、仕入計上についてです。
本書では納品書をもとに、納品時に仕入計上するのが合理的としています。
しかし、それでは納品書に金額が記載されていない。
あるいは業界によっては、仮単価で記載されているなど不都合のな点もあります。
また一般的な請求書で計上する場合、
月末締めで請求書を出す為には、まず売上データを月末を基準に締め、
さらに前月請求分の入金残高が月末に入金された金額を確認し、
その上で、前月繰越金額+当月請求額ー当月入金額で請求書を確定する必要がありま
す。
そうして始めて、請求書を郵送することができました。
2~3日して届いた請求書を元にやっと仕入計上となりますが、
ここでも社内での関係部署での確認作業などが入るともっと遅れていきます、
これでは、Web会計システムで一般経理を早く締めても、
仕入計上待ちでそれ以上は早期化できないとうい限界を迎えてしまいます。
今流行のサプライチェーンマネジメントや
EDI(電子商取引)などの大企業向けの大がかりな解決策ではなく、
中小企業で即解決可能なアイデアがあれば是非教えて下さい。
これぞ、教えて会計ですね。
本日はこの辺で。
編集後記
昨日、アメリカ在住の姉と食事しました。その中で、面白かったのは、アメリカ人の多くは、
心臓のバイパス手術を受けているそうです。
あのクリントン元大統領も受けたとのことです(裏は取っていません!)。
また、膝の手術も一般的に浸透しているとのことで、
姉の義理の母・父ともに受けているそうです。
まあ体重の問題があるそうです。
その内、健康の本なども紹介しようかな?