『社長さん! 銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ! 』篠崎啓嗣(著) 川北英貴(監修)
出版社: すばる舎 (2008/12/18) ISBN-10: 4883997707
目次
第1章 知らないと損をする! 銀行のすべて
第2章 知らないと一大事! 銀行の手口
第3章 みんなが知りたい! 銀行取引素朴な疑問
第4章 知ってて安心! 御社のそこが見られている
第5章 知らないと恐ろしい! 小さなリクエストの裏
第6章 知ってて良かった! 銀行員が使う言葉の本音と建前
◆最近の銀行の中小企業への対応
『 普通、貸し剥がしをするときでも、一年くらい時間をかけて少しずつ絞っていきます。
ところがいまは、態度が急変します。一カ月か二カ月の間で、手の平を返したように
変わるのです。』
◆融資内容・額による差別
『 ちなみに、担当者の実績に最も貢献するのは、新規、長期、保証協会付き。業界用語で
新規マル保と言われています。新規で長期、保証協会付き。行員は新規マル保を目指して
頑張るわけです。新規で長期3000万円マル保を月五件も出せば頭取賞を取れたりしたもの
です。』
◆お客が嫌がる要求をしに来た銀行員の態度の見抜き方
『 担当者の様子がいつもと違っていたら、社長さんは早めに言わせたほうがいい。
言ってから、その条件を飲むか飲まないかはまた別の判断なのです。どうせなら用件は
早く聞いてしまったほうがお互いのためにいい。』
◆お金を返さないと・・・・・どうなるのか?
『矢のような催促が三カ月間続く。』
◆粉飾決算がバレたら・・・・どうなるのか・・・?
★元地銀の銀行マンの著者です。
けっこう、都銀の元支店長などというケースはありますが、
地銀の担当と言うところで、
なまなましい話が書かれています。
まぁ、個人的には、お金を返さないと・・・なんて、想像するだけでも恐ろしい事態なんですが、
知っとくと、知らないでは、
何事も、心構えが、違ってきます。
当たり前ですが、粉飾を否定し、
「本来借りれないお金が粉飾することで、借りれてしまい、
問題を先送りすることとなる。そして、どこまでも、粉飾で借りれるわけではないので、
借りれなくなった時に、ますます問題が、大きく、複雑になって、降りかかってくる」
と書いています。
正しい経営を行うタメノ、サポートをするコンサルタントを志向していらっしゃる点に、
共感します。
本日は、この辺で。
編集後記
最近、庭の土壌改良にチャレンジしています。
剣先スコップで掘り返し、
肥料をまぜます。安かったので、鶏糞を使ってみましたが、
ちょっと、臭くて、あせりました。
その前も、石灰まいたりしたので、
近所から、クレームがこないかと、ちょっと心配しました。