八ツ尾順一著「やさしくわかる減価償却」日本実業出版社、¥1500-です。
目次
第一章 減価償却ってどんなもの?
第二章 減価償却資産の種類が知りたい
第三章 いろいろある減価償却の方法
第四章 減価償却の計算と特例を覚える
第五章 耐用年数とその適用について
第六章 減価償却資産の除却とは
第七章 資本的支出と修繕費のどちらに計上するの?
◆そもそも減価償却って何
◎取得した資産を一度に費用とせず長期に分散して計上する会計処理法
①建物や機械などの資産を取得して使用するために支出した金額を、
②その建物や機械などを使用する各年度にわたって、
③一定の方法で費用として配分する会計処理、のことです。
◆「費用収益対応の原則」
◎建物や機械などは、それを使用することによって除々に価値が減少していきます。
このことを”物理的減価”といいます。
この価値の減少は、会社が収益を得るために生じるものですから、収益に対応する部分については費用として
処理するのです。
◆減価償却費の計上とは資産の費用化のこと
◎「減価償却資産」は、使用すると機能が減耗したり、あるいは経済的条件によって陳腐化または不適応化します。
そしてそれらによって価値は減少してしまいます。
◎よって、その価値の減少に応じて費用化し、それによって投下した資金を回収する処理が必要となります。
その費用化の具体的な会計処理が「減価償却費の計上」です。
◆会計処理のベースは3要素
◎減価償却の会計手続き(処理)は「取得価額」「耐用年数」「残存価額」の三要素がベースになります。
◎減価償却を3要素を使って説明すると、「取得価額を、耐用年数の期間に応じて、残存価額に達するまで、
適正に配分すること」となります。
◆減価償却は資金繰りで有利
◎減価償却はそのままお金として残る(現金の支出を伴わない費用)
◆減価償却資産とはどんなもの?
◎有形減価償却資産、無形減価償却資産、生物の3種類
◆減価償却の方法はいろいろ
◆取得価額の求め方
◎減価償却資産の形態別の取得価額
◎取得価額に参入すべき費用、しなくてよい費用
◆減価償却は義務か?
★これ以降の普通償却以外の臨時償却について、さまざまなバリエーションも紹介したいと思いましたが、
またに改めようと思います。
やっぱり減価償却は、抽象的な概念なので、何回も分かるまで読まないと、身につかないように思います。
あるいは、メリット・デメリットを考えて理解する必要もあるでしょう。
本日はこの辺で。
編集後記
ここのところ、いろいろなご意見をこのブログに頂いております。
なるべく、具体的にお応えできるものについては、お応えしていこうというのが基本的な方針です。
しかしながら、万人が納得するような文章を書いたり、ブログを作ることは不可能だと考えております。
また、いくら善意のアドバイスと言えども、
内容やブログのタイトルを変更するような、運営の根幹に関わることについて、
譲歩することは一切ありません。
私のつたない文章と、非常に薄く浅い、会計的情報を含んだこのブログにお付き合いできる方にのみ、
提供していきたいと考えております。(このブログが、お役に立たない方、お気に召さない方、癪にさわる方、申し訳ないです。)
ですので、場合によっては、コメントにお応えしなかったり、
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コメントを警告もなく、削除することもありますが、お気を悪くしないで下さい。
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