ノエル・C・ネルソン、ジェニーン・レメーアカラバ(著)『感謝するということ―もう、ひとのせいにしない』
サンマーク出版 ; ISBN: 4763195751 ; (2005/12)

目次
プロローグ 感謝は人生を変える
第1章 科学で証明される感謝のエネルギー
第2章 感謝する人になる
第3章 感謝によって願望を実現する「五つのステップ」
第4章 感謝によって恋愛を成功させる
第5章 感謝によって仕事で成功する
第6章 感謝によってよい子を育てる
第7章 感謝によって癒され健康になる
第8章 感謝によって肯定的に年をとる
第9章 感謝によって危機をくぐり抜ける
エピローグ 感謝が未来を開く
まとめ―感謝して生きるための10の法則

◆感謝は人を変える

『・・感謝には、「ありがたい」という思いと、価値を認めることという、二つの要素が
不可欠だ。まさにこの組み合わせによって、感謝には変容をもたらすエネルギーが
備わるのである。』

◆価値を認めるということ

『思考は選べるのだから、私たちは人物や物事の価値を低く評価する考えよりも、その価値を
認める考えを意図的に選ぶことができる。人々や物事の価値を意識的に認め続けることは、
感謝の力を積極的に活用するための鍵である。価値を認めるには、喜ばしい出来事が起きる
のを待つ必要はない。誰かあるいは何かがあなたに益をもたらす前から、その価値を認める
こともできるのだ・・』

◆感謝実験グループ

◆感謝の波動が共鳴する

『人生の目的は幸福を探すことにほかならない。それは自明である。宗教を信じようが
信じまいが、どの宗教を信じようが、私たちはみんなよりよい人生を探している。
だからこそ、人生は幸福に向って進んでいるにちがいないのだ』
(ダライ・ラマの言葉 「ダライ・ラマ こころの育て方」)

◆感謝すると協力がえられる

◆感謝には勇気と決意が必要

◆あなたはなぜ感謝できないのか?

◎「あなたが先に感謝すべきだ」
◎「感謝なんてとんでもない」
◎「なんてことだ、事態は悪化しいてる」

◆感謝ゲーム

『注意してほしいのは、感謝とは単に「ありがとう」「感謝します」と表現することではない
ということだ。感謝するといことは、言葉の表現上の問題より、心のありようの問題である。
物事の価値を見つけ出し、どんな状況でもありがたいと思おうとしているなら、厳密には
どんな言葉を口にしようと、感謝していることになる。・・』

◆感謝によって願望を実現する「五つのステップ」

ステップ1 実現したい願望を選ぶ
ステップ2 願望が実現したときの感情を自覚する
ステップ3 矛盾する思考や思い込みを消し去る
ステップ4 感謝の波動を放つ
ステップ5 感謝を働かせる

★本田健さんの本でも、感謝の気持ちでお金を受け取るとか、気持ちよくお金を払うとか、
そんな表現がありました。

感謝しなれていない私は、いまひとつ、ピンと来なかったのです。
でも、この本で、そんなもやもやが氷解しました。

テーマは、感謝なので、ちょっと一般向けではないかもしれませんが、
中身は、金持ちになるための成功本や自己啓発本、ビジネス本や
恋愛本としても、十分、応用できそうです。

とりあえず、感謝をマスターすれば、仕事ができるようになることは、
間違いなさそうです。

というのも、
仕事の上で、どうしてもお叱りを受けたり、
逆に、自分が説教する立場に立った折に、

「もっと責任感を持てよ」とか
「まったく、お前は無責任なヤツだな」なんて
表現を使いがちです。

でも、よく考えてみると、まるで
溺れてパニックになっている人に、
「落ち着け!落ち着け!」と叫んでいるようなものです。
あまり意味がないんですよね。
もちろん、そんな風に叱られて、自分の役に立ったこともありません。

(そもそも、責任感を感じられないので、大失敗をやらかしたり、
責任を取りたくないので、責任逃れの発言をする、というはずです。)

そこで、ちょっと視点を変えて、
もっと、周囲に感謝しようよ、
とか、
基本に戻って、お客様に感謝しよう、
といった、
言葉かけや、意識づけを変えるほうが、

責任感を育てるのに、役立ちそうだと本書を読んでヒントを得ました。

というのは、あくまでも理論なので、
自分自身を含めて、実践したいと思います。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog