『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』林 總(著)
出版社:ダイヤモンド社(2007/2/2) ISBN 4-478-47088-X

目次

第1章 会計はだまし絵、隠し絵だ
会計の本質と損益計算書のしくみ
第2章 現金製造機の効率を上げよ
バランスシートを理解する
第3章 大トロはなぜ儲からないか?
キャシュフロー経営とは何か
第4章 テストの見直しをしない子は成績が悪い
経営計画と月次決算のPDCAサイクル
第5章 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
利益構造と損益分岐点分析
第6章 シャネルはなぜ高い?
見えない現金製造機とコーポレートブランド経営
第7章 整形美人にご用心
粉飾決算の見破り方
第8章 殺風景な工場ほど儲かっている
原価管理と活動基準原価計算
第9章 決断 進むか、退くか
機会損失と意思決定
第10章 シャーロック・ホームズの目と行動力を持て!
異常点に着眼し、原因を究明する
第11章 会計のトリックに騙されるな!
逆粉飾を見破る

◆会計の役割は会社の活動を可視化すること (P-2
『経営者やマネジャーはもちろん、すべてのビジネス
パーソンは、経営を効率的に行うために、会計を学ぶ
必要があるのです。もし、会計の知識がなければ、
勘による手探りの経営を余儀なくされてしまいます。
ところが、会計数値が100%信頼できるかといえば、実は
そうではないのです。
これを知らない経営者は、時として会計にだまされてしまいます。
会計を過信してしまうのです。ハッキリといいます。会計は
「会社の実態を正確に映し出す鏡」ではありません。
会計は遊園地のマジックミラーのように、j実際の姿よりも
痩せて見えたり,太って見えたりするものなのです。
会計は、「だまし絵」のようなものと言うことができます。』

◆限界利益と固定費がわかれば会社の利益構造がわかる
高級フレンチと餃子屋では利益構造が違う ( P-105
『フランスレストランは売上高がBEPを超えると利益は
大幅に増える反面、売上が減少すると採算は一気に悪化
する。一方、餃子屋は少しの売上で利益は出るが、BEPを
超えても利益はあまり増えないし、BEPを下回っても損失は
多く出ない。つまりビジネスの仕方が全く違うのである』

◆会計は経営と一体で学ぶことが大切
会計は隠し絵でもあります。(P-3
『単なる数字の羅列ではありません。会計資料をじっくり見ると、
不思議な「隠し絵」が浮かび上がってきます。会計を経営に利用
するためには、この「隠し絵」の存在とその解読方法を知る必要
があります。』

★会計の役割は、会社の活動を可視化することで
経営者の視点で会計とは何かを理解することの大切さと
会計のおもしろさや奥深さが味わえました。

本日は、この辺で。

 

 

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投稿者 himico-blog