『流行る店』吉野 信吾

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『流行る店』吉野 信吾（著）
出版社: 日経BP社 (2004/3/4) ISBN-10: 4822243850

目次

第1章 お店をつくるまでに考えること、実践すること
第2章 超実践的マスメディア利用術
第3章 成功するBAR経営学
第4章 誰も語らなかった「非常識」成功術

◆まず、振り返ってみましょう。
なぜ、飲食店を始めようと思ったのですか？

『　本書は、どうすれば”流行る”飲食店をつくることができるのか、そして最低１０年以上続く長寿店に
育てられるか、そのヒントを記したものです。ですが、その読者対象は、いささか限定されます。あくまで
「自分で」直接お店を出したい、あるいはすでに出しているけれどもなかなかうまくいかない。そんな
方々こそが、本書の読書だと私は考えております。』

『　あなたは、どうして飲食店を始めてみたいと思ったのですか？』

『　お店を始める前から、マーケティングを念頭に置きすぎるのも禁物です。なぜなら、マーケティングとは
「流行ったものに後から理屈をつけること」であり、マーケティングビジネスとは、その理屈を商売にした
ものにほかならないからです。逆にいえば、「全く新しいもの」をつくるとき、過去の成功・失敗事例の
蓄積であるマーケティングは必ずしも役に立ちません。』

◆お客さんにとって「良いお店」とは？

『　お客さんにとって「良いお店」とは、どんな店ですか？

①うまい！？
②値段に見合った商品内容
③接客態度が心地よい
④雰囲気がいい！　　　　　　　　　　　　　』

◆お店にとって「良いお客さん」とは？

『　①お金を持っている（基本中の基本）
②金払いがいい
③身だしなみが整っている
④見識がある
⑤定期的に通ってくれる
⑥店にシンパシーを持っていてくれる』

◆見識がある

『Ａ　横柄な態度で「これ下げて～」とか、「灰皿！」といった高慢な言葉づかいをしない。
Ｂ　店内で、他店との比較をしない。「おれ、ここより旨い店知っているんだよね」とか、
「ここの料理と、他の店の料理を比べたら・・・」といった、露骨な話題を持ち出さない。
Ｃ　知ったかぶりの知識を披露しない。「このタコ、明石産だよね」といったような・・・・

Ｉ　会話の内容が端正であり、品性が良い。
Ｊ　少ししか飲まない、あるいは食べない場合は、ダラダラと長居をしない。万が一、あまり
食べないようなときは、最初から「別のところで少し食べてきたから、軽く飲むだけでいい？」
とお店に聞く気遣いをする。』

◆成功するＢＡＲは、「玄人狙い」の店である

『　再三申し上げるように、お酒は葉巻やタバコと並んで完璧に嗜好品です。だからこそ「必要性」「健康に良い」
といったことは、わざわざ行く理由にはなりません。それよりも、「好きな人にはたまらない世界」が体現できる
かどうかが鍵です。ゆえに、一つひとつのバーは、それぞれ際立った特殊性を明らかにすることが大切なのです。
最後にひとこと。
バーで腹いっぱいにするなんて、なんて無粋なことだと思いませんか？』

★お客さんの視点と、お店の視点の綱引きは、非常に面白い、着目点だと思いました。（ｐ－７０～）
このためだけに、飲食以外の人が、この本を買っても十分元が取れると思います。

逆に、わたし、個人は、お店にとって、良いお客でありたいと思いました。
ホント、勉強になります。

本書は、
<a href=”http://smoothfoxxx.livedoor.biz/”>smoothさんより</a>、ご紹介いただきました。

<a href=”http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51123432.html”>参考記事は、コチラ</a>

本日は、この辺で。

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