『数字嫌いの社長でもわかる儲けの帳簿』小笠原 士郎(著)
出版社: フォレスト出版 (2007/4/6) ISBN-10: 4894512580
目次
プロローグ なぜ、社長は数字が嫌いなのか?
第1章 なぜ、あなたの帳簿は使えないのか?
第2章 儲けが一瞬にしてわかる「儲けのエンジン」
第3章 その日の儲けがわかる「儲けのエンジン」を作る
第4章 あなたも「儲けの帳簿」で次の手が打てる!
第5章「儲けの帳簿」に変える固定費の考え方
第6章 数字嫌いな社長のための帳簿の基本と常識
◆社長が押さえるべき2つの数字
『 数字嫌いな社長でも、次の2つの数字がわかると、いかなる場合でも即座に必要な儲けの額、
売上の額、経費の額がわかるようになります。
1、粗利の額
2、毎月決まってかかる経費の額(固定費といいます)』
◆あなたの会社の「今の帳簿」は使いものになっているか?
『 なぜ役にたなないのでしょうか?理由は2つあります。
1、帳簿作りが遅すぎること
2、計算されている儲けがでたらめなこと』
◆「儲けの帳簿」作りは、月次決算を早く出したいという思いから始まった
『 対策1 経理をコンピュータ化する
会計処理のパソコンを入れることで、毎月の儲けが翌日の10日頃にはわかるようにしました。
対策2 売上の金額を早くつかむ
とにかく売上の集計をより早くすること。改善前の売上の集計の手順と日程は次の通りにしました。
①営業マンがすべての売上伝票を切る→締め日から3日まで
↓
②末締めのお得意先の請求書を作成する→締め日から5日まで
↓
③1日から月末までの売上を集計し、売掛金の集計表を作る→締め日から7日まで』
◆売上・仕入・経費の3つを押さえろ!
『1.月の初めに売上が集計できていること
2.集計された売上に対する原価も集計できていること(だから粗利がわかる)
3、1カ月の経費がわかっていること』
◆1日3回決算ができる究極の儲け管理「デイリー決算」
◆あなたは月次決算を「未来管理」に使えているか
◆日々の商売は固定費を回収することにあり
◆売上のために走り回ることだけが経営ではない
◎帳簿を見て儲けるために、社長がやるべき5つのこと
①早く「本当の儲け」がでるようにすること
②社長が「本当の儲け」を見られるようにすること
③儲からない理由がわかるようにすること
④儲けのポイントをチェックできるようにすること
⑤儲けるための課題を考え、次の手が打てること
★170ページにある「B/Sのお金の流れが出来上がる」図や、141ページの「儲けの構造はこうなっている」
という図式は、参考になりそうです。
私の経験からも、
月次決算が遅い会社の一番の理由は、仕入れが計上できないことで、
二番目が、売上の集計待ちという、感じがします。
その辺で、根本的な対策を打つと、かなり有効なように思います。
本日は、この辺で。