プロカウンセラーのコミュニケーション術

書評

 

 

東山 紘久(著)「プロカウンセラーのコミュニケーション術」創元社です。4422113348

目次
1、屁理屈の陰に本心あり
2、否定の気持ちには肯定がある
3、心は柔らかく柔らかく
・・・・・・・他、30

「行ったほうは水に流すが、言われたほうは岩に刻む」

◆親しい人の屁理屈には、相手かあなたのいずれか、あるいは両者の成長する方向が
隠されています。そのまま「そうだね」と受入れるのが大人の態度です。
このようにしますと、相手は自分の屁理屈から自分の成長する方向が見つけられます。

◆子どもは「嫌い」と親に言うことが多いものです。子どもが言う「嫌い」には、
「嫌い嫌いは好きのうち」の感情が、100%内包されています。

◆心が柔らかいというのは、どういうことでしょう。まずは「清濁併せ呑む」
「水清ければ魚棲まず」のように、反対のことを同時に理解できることです。

◆「が」をはらず、「でも」はコントロールして
◎まず、自分の話から「が」を抜いて話すくせをつけてください。
「あなたの意見はごもっともだと思いますが・・・」の「が」です。
「が」を含んだ文章は、婉曲表現の一種なので、意見相手を尊重しているようですが、
じつは自分の主張のみを伝えているのです。・・・

◆他人への悪口も身の内のこと
◎信用のある人の三条件は、口が堅いこと、他人の悪口を言わないこと、約束を守ること、です。

◎悪口や小言を言う時、言う人はどこかに不全感や老いがあります。自分の仕事ができていたり、
心が充実しているときには、人間は誰かの悪口を言わないものです。疲れているとき、
年をとって精神が老いてきたとき、人に対する悪口・小言・欠点指摘が増大します。・・・

◆理屈と人情「それで・・・」の使い方

「プロカウンセラーは、屁理屈ばかりの人や理屈より感情が先立った人に会うことが多い職業です。
相手の話をそのまま聞いていますと、クライエント自身が話のなかで、自己矛盾した個所に
気づかれたときは、自らの非を感じて、自分で修正されます。
気づかないクライエントの話は、「それで・・・、それで・・・・」と、次を聞いていきます。
矛盾を論理的に追及せずに、どうして非論理的な考え方になっているのか、そこにはどのような
感情や心情がからんでいるのかを、教えてもらう感じで聞いていくのです」

◆楽しいお酒は依存症にならない

◆他人の気になる欠点は、自分の存在的欠点

◆儲け話は人にはしないもの

◆知ることは理解の始まり

★「プロカウンセラーの聞く技術」のベストセラーを受け、
2作目が「プロカウンセラーの夢分析」で、こちらが3作目となります。

いわゆるコラムなので、なにが知識が身に付くといったたぐいではありませんが、
読むとちょっと心がほっとしたり、
なるほど、そういう風に話せば、角が立たないのか、と感心させられたりします。

とりあえず、
信用のある人の三条件を守りたいと思います(笑)。

本日は、この辺で。

 

 

編集後記

 

今日の、日経新聞は、ライブドアと東証、一色でした。

これだけ、紙面を何面にもわたって独占する話題もここ数年ではなかったかと思います。

携帯電話の元旦コールや、地震災害の際の電話の制限などを参考に、

市場を止める以外に、なんとか市場を閉めない方法を模索すべきだと思います。

証券会社の自己売買は、東証の社長が頭を下げて(自粛というより)、

市場の流動性と、信頼を確保するという大義名分のため、

協力をお願いするなど、

次のピンチは、

東証は、簡単に手を上げるべきではないと思います。