『財務3表一体理解法―決算書がスラスラわかる』國貞 克則 (著)

書評 経理本

『財務3表一体理解法―決算書がスラスラわかる』國貞 克則 (著)
出版社: 朝日新聞社出版局 (2007/05) ISBN-10: 4022731443

目次

第1章 会計は難しくない
第2章 財務3表の構造を知ろう
第3章 財務三表一体理解法~基礎編
第4章 決算書を読み解くツボ
第5章 新会計基準もわかる 財務3表一体理解法~発展編

◆六本木ヒルズの「人気講座」

『 本書は、私が六本木ヒルズのビジネススクールであるアカデミーヒルズや日経ビジネススクールで
行っている会計研修の内容がベースになっています。宣伝しているわけではないのに、どちらの研修も
口コミでジワジワと受講者数が広がっています。』

◆財務三表はつながっている

『 私が「会計が理解できた」と思ったのは、自分の会社を設立した際に自分の会社の財務3表を表計算ソフトで
作り、それをコンピュータ上で3年ほど転がしてシュミレーションを行った時でした。
財務3表の数字を動かしながら事業のシュミレーションをしてみると、「売上が増え、売掛金と在庫が増えると、
商売が拡大しているのに現金が足りなくなるのか」とか、「利益が出ていても現金がなくて、税金さえ払えない
ような状況になることがあるのか」とか、「単年度の利益が利益剰余金として貸借対照表に積み上がっていくのか」
というような、財務3表の数字のつながりが手にとるように分かったのです。私はこの時、初めて会計の仕組みが
理解できたような気がしました。』

◆簿記が分からなくてもOK

◆売上高比の棒グラフを作ろう p-28

◆損益計算書(pl)と貸借対照表(BS)の時系列的なつながり P-45

◆会計のロジックは美しい (p-88

『 第1章でも説明しましたが、PLとBSはセットで見る必要があります。事務用品のところで触れたように、
5万円分の事務用品を買ったために現金が減り、BSの左側が5万円少なくなっているのに、右側は何も変化が
ないということは絶対にありません。また、数字がいつのまにか、どこかでなくなってしまうこともありえません。
私は会計の勉強を進めるにつれて「会計は美しい」と思うようになりました。技術の世界と同じで、
ロジックがきれいに通っているからです。会計では、1+1は必ず2になります。』

★本書を読んで、感動したのは、
キャッシュフロー計算書の間接法と直接法の違いが、非常に分かりやすく解説されている点です。
なんとなく、間接法の表記に、わかにくいなぁと嫌悪感を感じていましたが、
出来上がりの違いが、同時進行で作られていくので、これ以上わかりやすい説明はない、
というところまで完成されています。

國貞さんのように、エクセルで財務三表を、起業から数年分シミュレーションできれば完璧ですが、
そうでなくても、

おおよその、現預金・借入金の動きをシミュレーションすることは、大事です。
この場合、BSまでは考慮できないので、
簡易的に、簡易的なPLにキャッシュフローの要素を組み入れます。

例えば、売上基準を、すべて、入金基準でそろえてみる。
経費・原価も、同じく支払い基準であわせる。

そこに、
設備の購入や、借入金の入金、返済による出金を加味して
多少の誤差があっても、月末の銀行残高と一致するようなシミュレーションです。

もちろん、そこには、希望的観測でもよいので、
売り上げの上昇にともなう、銀行借り入れなどを、盛り込む必要があります。

会計を、まじめに、勉強したい方には、最適の1冊です。

本日は、この辺で。

編集後記

実は、昨日もとあるセミナーに申し込んでいましたが、

日付変更可能だったので、

さすがに、お願いして、キャンセルさせて頂きました。

手帳で予定が空いているという気持ちで、

だいぶ前に適当に申し込んだら、

さすが、

これだけ集中すると、仕事・体力・脳力・いろんな意味で限界に達しました(苦笑)。

 

 

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