『うちの社長に読ませたい 100文字でわかる会計』林 總

書評

『うちの社長に読ませたい 100文字でわかる会計』林 總(監修)
出版社 KKベストセラーズ (2007/7/25)

目次

1stステップ…ますます必要になる、管理会計

2ndステップ…財務諸表を管理会計の目でみてみよう

3rdステップ…どうやって儲けを出すか、それが問題だ

4thステップ…会社の経営は、他社との戦いである

5thステップ…管理会計で、効率よくビジネスをしよう

6thステップ…管理会計でキャッシュフロー経営に切り替えよう

◆掟09 会社内部の実態を可視化する会計、それが管理会計の本質だ

『これまでの会計は、外向けに自分を良く見せ
ることが主な目的だった。だが、そのような
会計は、会社内部の問題解決には役立たない。
業績を改善するためには、会社の実態を可能
な限り正確に表わす会計データが必要なのだ。』

◆掟21 貸借対照表(B/S)には、会社の現金製造機が隠されている

『会社の活動は、端的にいえば現金を使って現
金を生み出すこと。貸借対照表の左側には、
そのための機械、つまり現金製造機である固
定資産、現金製造機の内側にある流動資産、
および現金そのものが描かれている。』

◆掟26 利益を出すには、まず損益分岐点を理解する必要がある

『損益分岐点とは、限界利益と固定費が一致す
る点。つまり、この点を越えれば、利益が出
るということだ。利益を出すには、固定費、
売上高、限界利益の関係を分析し、会社の損
益分岐点を明らかにすることから始めよう。』

◆掟38 経営にはプラン(P)→ドゥー(D)→チェック(C)→アクション(A)のサイクルが重要である。

『 月次予算(P)をたて、その予算を目標にして活
動(D)し、活動の結果と当初立てた予算を比較
分析(C)する。そこに重要な乖離があれば、直
ちに修正するための処置(A)を実施する。この一
連のアクションが、月次決算には必要である。』

◆掟39 原価を下げるには、固定費と変動費を減らし、製造スピードを速くする事

『製造原価は、材料費、工場維持費、製造スピ
ードという三要素によって決定されている。
つまり、材料費(変動費)を削減し、工場維
持費(固定費)を削減し、製造スピードを速
めることで、確実に製品原価は下がるのだ。』

◆掟51 営業キャッシュフローを増やす方法は3つある

『営業キャッシュフローはキャッシュ利益(当
期利益+減価償却費)から運転資本の増加分
を差し引いたもの。これを増やす方法は①売
上高の増加とコストの引き下げによる利益の
増加②在庫の圧縮③売掛金の圧縮である。』

★ この本は1ページごとに、
上にあげたような全部で55の掟と100文字の本文と、
「さらに掟をより理解するためのキーワード」から成り立っています。
掟と100文字の本文自体も、読みやすく書かれているうえ、
他にも、会計用語のコンパクトな解説ページがあり、
さらに、100円ショップ、キャノン、東京ディズニーランドなど、
身近な成功企業のビジネスモデルも解りやすく紹介されていますので、
「うちの社長」は元より、新入社員の研修まで広くお薦めできる一冊です。

本日は、この辺で。

 

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