『図解!会社にお金が残らない本当の理由』岡本 吏郎 (著)
出版社: フォレスト出版 (2006/10/7) ASIN: 4894512424
目次
1 システムを知っているか、知らないかが大きな差(多くの人が忘れている「ビジネスのルール」とは?
もう一度考えよう「ビジネスのルール」 ほか)
2 ビジネス環境を支配する「7つのシステム」の正体(ビジネス環境を支配するシステム(1)「収入」その1
・ビジネスを拡大するために実行すべき3つのこと
ビジネス環境を支配するシステム(1)「収入」その2・ビジネスは複眼で考えよう! ほか)
3 お金を残すために知っておくべき「4つの数字」(絶対におさえるべき数字は4つだけ!
絶対におさえるべき数字(1)「一人当たり付加価値」―あなたの会社の社員はいくら稼ぐのか? ほか)
4 合法的な「裏金」の作り方&残し方(役員報酬は給料ではない!「ただの数字」です
合法的「裏金」の正しい使い方 ほか)
5 ビジネス万有引力の法則(収穫逓減の法則
1・3・5の法則 ほか)
◆ビジネスが楽な5年間「フリーランチの時代」
『この5年は現実的に経営を行えば私たちにとって比較的楽な時代だったはずなのに、この5年間は
多くの幻想やフィクションが中小企業経営者の周りで跋扈した5年でもありました。』
『・・そして、今、日銀が量的緩和をやめ、日銀当座預金の残高はピークの35兆円近くから
10兆円を割る状況までになりました。フリーランチの時代は終りました。「リアル」という
言葉が、今まで以上に価値を持つ時代の到来です。』
◆あなたの会社の利回りはどれくらいですか?
『必死に働いた利回りが
銀行預金より低いとしたら・・・』
◆ルールを知っていても点数を数えられなければ意味はない!
『 では、大企業と中小企業の利回りではどっちが良いでしょうか。
当然、中小企業です。絶対額は大企業のボリュームにはかないません。でも、利回りでいう
なら中小企業の方が大企業よりも利率が高くなるはず。そして、そうでなければ中小企業は
生き残れません。』
◆ほとんどの中小企業経営者は「なんとなく経営している!」
『 マージャンでも、みんなが点棒を数えられないということはありません。ビジネスの世界でも
同じです。必ず点棒を数えることができる人も参加しています。そして、数えられない人は、
幸運と奇跡だけに頼りながら今日もゲームを続けているわけです。』
◆ビジネス環境を支配する7つのシステム
システム①収入
システム②支出
システム③借入れ
システム④税制
システム⑤決算書
システム⑥価格
システム⑦リスク
◆「特殊支配同族会社の増税」を回避する条件(p-40
◆経費を「80対20の法則」で考える!
◆コントロールするべき20%の経費は何か?
◆意外と知らない「借入れの原則」
★中小企業経営者にとっては、かなり手厳しい1冊です。
そこまで、出来れば、そりゃ会社もよくなりますよね!
という感じもあります。
営業本でも、よくあります。
伝説の営業マンが書いた、「そこまでやるか、そこまでやれれば、誰だって売れるだろ」
なんて本があります。
そういった考え方もあるのか、と知っておくには、ぴったりの1冊です。
まぁ、本で禁煙できたりもしますから、
タイミングが合えば、実践できるかもしれません。
本日は、この辺で。