岩谷 誠治 (著) 『超図解 フローチャートでわかる新人SEのための会計&業務の基礎知識』
出版社: エクスメディア (2006/04) ASIN: 4872836189
目次
第1章 会社・会計の構造
第2章 経理部
第3章 営業部
第4章 購買部
第5章 経営企画部
第6章 製造部
第7章 人事部
◆業務とシステムと会計
『まず、ユーザーの「業務」を学びます。ユーザーを理解するためには、ユーザーの日常業務を
学んでおくべきでしょう。
次に、「システム」との関係を学びます。皆さんの目的はシステムを開発することですから、
ユーザー部門がどのようなシステムと関係するのか、反対に皆さんの開発するシステムが
どのようなユーザーに影響を与えるかを知っておく必要があります。
そして、最後に「会計」について学んでいただきます。』
『・・従って、「業務」と「システム」と「会計」を個別に学ぶのではなく、
三者を一体にして学ぶことによって、「会計」という規制が「業務」と「システム」
に与える影響を知ることができるのです。』
◆株式を公開している会社を上場会社という
上場会社は規制するルールが多い
『・・ここで注意していただきたいのは、あなたのユーザーの名前が株式欄に載っていなくても、
そのユーザーが上場会社のグループ会社である場合には、上場会社と同様の扱いを受ける
ということです。・・・』
◆組織図を手に入れる
『ヒアリングの前に
組織図に目をとおす』
『ユーザー企業の組織図は、担当の方にお願いするか、会社のホームページから入手します。
上場会社ならば有価証券報告書にも記載されています。』
◆規程の種類
◎規程の種類を知る
細則やマニュアルが役に立つ
『会計システムを担当するならば経理規程と原価計算規程、人事システムと担当するならば、
就業規則と給与規程に目を通す。』
◆経理部の関連システム(p-31
◎仕訳データが重要
『一般会計システムに関連するシステムは多いが、インターフェイスの形式は、
必ず仕訳データになる。』
◆経費支払い業務フローチャート(p-34
◆販売業務のフローチャート
◆予算作成業務のフローチャート(p-136
★新人SE向けの解説書ですが、
新入社員や、
経理部・総務部などの管理部門で、他部署の業務とシステムの連携を知りたいという方に
ぴったりの1冊です。
大ざっぱではありますが、
営業部、製造部、経営企画、人事部などの仕事や、システムについて、
フローチャートや図を使って、分かりやすく解説しています。
とかく、自分以外はよく分からないことが多く、
ERPなどの統合業務システムを使わずに、
既存のシステムのデータ連携をするとなると、
業者まかせになりがちです。
社内のシステムにブラックボックスを作ると、
あとあと、やっかいなので、
こういった本は、お役立ちかな、と思います。
本日は、この辺で。