木越 和夫 (著)『臆病者の経営学―小さな会社を繁盛させるヒント』
出版社: PHP研究所 (2006/06) ASIN: 4569645208
目次
他人と競争しない経営
伝統にとらわれない経営
お客様を呼び込む経営
お客様の五感を刺激する経営
商売の常識を破る経営
商売は演出、小売りは祭りの経営
ゲーム感覚の経営
ミツバチ商法の経営
連想ゲームの経営
社員をスターにする経営
愛の経営
六角形の経営
恋の経営
臆病者の経営
身分相応の経営
弱者の立場に立った経営
指導される能力を身につける経営
◆既成のワクをぶち壊す商品づくり
『五年間の問屋セールスでつくづく感じたのは、名産品としての塗り箸の需要は限られている
こと、箸は季節商品で、売上が不安定であることでした。つまり、この逆を追求していけば、
箸にも活路があるのではと思ったのです。
そこで私は、伝統だけにとらわれない箸をつくりはじめたのです。』
◆集客は紙芝居の要領で
◆「とく」「ため」「楽しい」の3Tの商い
◆伝説をつくる
◆「ありがとうございます」をいわない運動
『・・食器洗い機を買われた奥様には、
『余った時間でパソコンができますよ」「手が荒れないでいいですよ」
と余った時間と美しさを売るのです。
「ありがとうございます」は、物を買っていただいたときにいうお礼の言葉。
「ありがとうございます」をいわない運動とは、その商品の付加価値を買っていただいた
お礼の言葉をひと言、加える運動です。・・』
◆ハット会議で盛り上がろう!!(p-121
◆せいわの六角知能ばしとは
『お箸の正しい持ち方を前面にだしたパンフレットを無料で配布したところ大好評に』
◆幼児用お箸日本一のヒミツ
◆ほめる、認める、任せる、「ワンダフルカード」(p-172
◆経営理念のつくり方(p-191
◆名刺がかわると商売が変わる(p-204
◆お客様の生の声を集める「つぶやきさがし」のカード
◆幹部の条件(p-294
★この本は、お買い得です。この内容で、1600円は安いです。
何回も繰り返し読んで、実践したいと思います。
最初は、箸屋の経営なんて、関係ないと思いました。
なぜ、手に取ったのかは不明です。
しかも、2週間は放置していました。
ただ、読んでびっくりです。
箸は誰も欲しくない不要なもので、
しかも高級品なんかいりませんし、そうそう何度も、何膳も買うものではない。
そのナイナイづくしから、始め、
儲かる会社・お店・商品を築きあげたので、
これは、物凄いノウハウの集積です。
どなたにも、お薦めできます。
本日は、この辺で。