稲盛和夫に学んだやる気革命―時間当たり採算システムのすべて』浦田 達哉(著)
出版社: 経営書院 (1996/02) ISBN-13: 978-4879135742
目次
第1章 あなたの会社は大丈夫か?
第2章 小グループに細分化する
第3章 「時間当たり採算システム」をつくる
第4章 「時間当たり採算システム」の導入と運用・活用法
第5章 「時間当たり採算システム」の死活は“心”が決める
◆「時間当たり採算システム」とは
『 「時間当たり採算システム」を一言で定義づけるとしたら、「自分の真の実力を測る」
システムであるといえる。』
①第一のキーワード「自分の・・・」
②第二のキーワード「真の実力」
③第三のキーワード「測る」
◆創業の原点に戻ろう
『 会社が安定してくると、仕事の進め方はスマートになってくるのだが、反面”活力”が
失われていくような危機感を経営者は覚えるものである。
創業まもないころは、明日倒産するかもしれない不安に始終さいなまれ、何とか社員の
給与の遅配を出さないことに腐心するのみで、まして賞与の支給などおぼつかない。
福利厚生はほとんどなく、集まった人たちの教養のレベルもさほど高くはなかった。
そんな苦しかった原点に、なぜ再び戻ろうというのか。
創業の原点には、カッコよさも、華麗さもない。しかし、明日を信じて、黙々と汗する
泥臭い姿があった。それぞれが愚痴をこぼす前に、自分の持ち場を精一杯固めていこうという
純粋さがあった。経営者はみんなを勇気づけるため、私心を捨て、先頭に立って一番汗をかき、
みんなに夢を語り続けた。』
◆小グループは輝きだす
◎一人ひとりが主人公になれる
◎プラス思考で仕事が楽しくなる
『やらされるのではなく、主人公として自らのストーリーを生きるとき人は最も輝きを放つと、
前に述べた。これは別の見方をすれば、小グループというあり方は、その構成員を
”プラス思考型人間”へと変貌させるシステムであるともいえるだろう。』
◆「時間当たり採算」という考え方
『 時間当たり採算システムとは。
「①巨大な組織を小さなグループに細分化し、
②細分化された各小グループの収益を明らかにし、
③その収益を一時間当たりという単純なモノサシで測るシステム」であると。』
◎営業利益の数字に的を絞る
◆間接コストを直接部門に割り振る
◎社内での売買をどう行うか (p-72
◆六カ月もあれば導入できる
◆考えるプロセスが本当の実力をつける
★古い本を偶然手にしました。
アメーバ経営の導入を目指していますので、
ちょっと気になって目についたのだと思います。
とりあえず、小集団と、アメーバリーダーの指名までは、できました。
次は、時間当たり採算表の作成や、
その導入にあたり、「売上」やら「受注」など、言葉の定義を社内でしっかり議論することが
必要だと考えています。
本日は、この辺で。
編集後記
週末に、カウンセリング初級コースの、フォローアップセミナーに参加しました。
私が参加した半年間のコースは、確か9月頃に終ったのですが、
その勉強の復習と、仲間との再会程度に思ってましたら、
新たな学びがたくさんありました。
ビジネスにも、非常に役立ちます。とりわけ、二代目経営者などを含む、企業経営者、
または、弁護士・税理士などの、いわゆるプロフェッショナル。
ご参考まで。