浅田 次郎(著)『歩兵の本領 講談社文庫』
講談社 ; ISBN: 4062739895 ; (2004/04)
目次
若鷲の歌
小村二等兵の憂鬱
バトル・ライン
門前金融
入営
シンデレラ・リバティー
脱柵者
越年歩哨
歩兵の本領
★ゴールデンウィークに読んだ本です。
小説を読むのは、長期の休みぐらいしかないですね。
本当に久しぶりでした。
浅田さんは、『鉄道員(ぽっぽや)』の原作が一番有名なのでしょうか。
私は、『文蔵』というPHPから出ている月刊誌の中で、
特集があり、面白そうな人だなと思って、
とりあえず、本は買ってあったんですが、読み機会がなく、ようやく読めました。
肝心の中身は、というと、
自衛隊員の話です。
時代は昭和40年代中盤、
高度成長期の浮かれた世の中と、
全くかけ離れた、矛盾した隊員の気持ちを描いています。
ちょうど、
イラクに自衛隊が派遣されたり、
また、
憲法の改正などが、話題になる今日この頃ですので、
ほんの少し、タイムリーかもしれません。
グッドウィルの折口さんは、自衛隊出身(?)なので、
ちょっと、そこらへんと関連して興味深かったです。
本日は、この辺で。