村井 直志(著)『儲けを生み出す「どんぶり勘定」のすすめ』
主婦の友インフォス情報社 ; ISBN: 4072513571 ; (2006/04)
目次
1 儲けを出すにはどうすればいいのかな。それは決算書をザクッと眺めることです。
2 「儲けとは何か」という目線で決算書を眺める。その見方が儲けのアップに直結するのです。
3 「欲しい利益」から逆算すれば60%も値引きが。このカラクリ、売上・費用・利益の三角関係にあり。
4 トヨタ、日産が儲けて、三菱自動車がなぜ苦戦する。この差に「戦略的どんぶり勘定」の秘密があります。
5 「売上-費用=利益」と発想するから失敗する。これでは本当に儲けたのかの損得勘定ができません。
6 利益を2倍にする正しい予算の作成法。これこそ利益指向型どんぶり勘定の極意。
7 利益が出ているのに儲けがない。どうして?利益は回収して初めて儲けになるのです。
8 決算書を細々見るな。全体のイメージをつかめ。借りたカネを返さない裏技も教えます。
9 3つの決算書の接点をザクッと理解すればOK。でも一番注意したいのがキャッシュフローなのです。
10 会計のルールを「錬金術」に変える。その発想の転換がライブドアにありました。
◆もうその考え、通じません
◎数字こそが「経営のコミュニケーションツール」なのです。
『これからは経営を行う者、経営者から経営の一部を委託された経営管理者たるもの、
「数字」が分かって初めて一人前ですよ。』
◆儲かっていますか。目線の置き方で勝率も上がる
『かつてはどの店も、お金の入ったザルの位置で儲けの具合を実感したものです。
売上があれば、ザルにお金が入る。お釣りを支払えば、ザルからお金を取る。
お金の重みによるザルの上下動で、今日は儲かった、昨日ほどではないというのが
一目瞭然。まさに、どんぶり勘定のルーツ。
ところが、最近はザルに代わってレジスターが当たり前。・・・』
★この本は、簡単な固定費と変動費を理解したうえで、欲しい利益から、
売上げを逆算する練習問題があります。
会計の基礎がない人向きですが、分かりやすいです。
営業幹部や、経営幹部でとりあえず、経理でも勉強するか、という方に最適です。
タイトルは、真逆ですが、
脱ドンブリ経営」和仁 達也(著も良い本です。
合わせてお薦めです。
本日は、この辺で。