池上奈生美+秋山桃里著「インプロ『本番に強い人』になれる」フォレスト出版、¥1300-です。
目次
第一章 「本番」で発揮する七つの力
第二章 あらゆる状況にもぶれない軸を見つける
第三章 成長するためのしなやかさを養う
第四章 身体で感じる勘を取り戻す
第五章 察知して動く俊敏さを研ぎ澄ます
第六章 「本番勝負」があなたを成長させる
◆成長するために必要な七つの力
1、自分を信じる力
2、受け入れる力
3、伝える力
4、集中する力
5、転じる力
6、行動する力
7、笑う力
◆「身につける」のではありません。「発揮する」のです。
<b>◆「インプロ」即興劇とは</b>
◎即断、即決の連続です。観客から出される「タイトル」から始まります。台本や打ち合わせがいっさいなく、
ステージ上の役者とその場の観客から即興でつくられていくエンタテイメントです。
◎お客様から出された言葉を本番で始めて読み、その瞬間からお芝居をつくります。
当然、打ち合わせはありません。事前に紙を読むこともありません。相手役が何を言い出すのかも
まったくわかりません。
◆自分の中から湧き上がる力を信じる
「あなたの行動は、すべて自分の選択であり、意志であることを意識してください。」
─自分で選んでいるのだと強く意識していくことで、「自分力」は鍛えられていきます。
「うまくやることだけに集中せず、なぜ苦手と思っているのか、どんな時に不安になるのか、
自分にたりないものが何かを、見つめるようにしましょう。」
<b>◆「自分力」はどんな変化に対しても、ぶれない力になる</b>。
◎意志をもって行動していく「今」の積み重ねが、あなただけがたどりつける最高のゴールへと導くのです。
<b>◆受け入れる力~YES AND~</b>
◎柳のような柔軟性は、「受け入れる」ことから養われていきます。
◆会話がすぐに終ってしまう人は・・・・
受け入れる
「イエスアンド」
◎否定しているだけでは何も生まれませんし、弾力のない状態では、何も吸収できず、自分自身の可能性を
せばめてしまう。
◎他人の意見を振り払うだけでは何も生まれない
<b>◆否定する言葉の裏側</b>
◎無意識の否定に気づく
◎感情の正と負を平等に受け入れる
<b>◆集中する力</b>
◎集中する場所、意識するポイントを「フォーカス」と呼びます。
どんな時でも力を発揮するには、自分が今、何に集中しているかを意識することが大事です。
◎相手フォーカスが察知能力を高める
<b>◆二つのリーダー、それは「Leader」と「Reader」</b>
◎どちらか片方だけでなく、両方が存在していなければいけません。
<b>◆意志の伝達も瞬間勝負</b>
◎「伝える」というのは、集中力がいることなのです。
◎私たちは瞬間に受信(受けとる)と発信(伝える)の確認をしているのです。
<b>◆転じる力</b>
◎今までと違う状況になった時、それは新しい可能性が広がっていくチャンスなのです。
<b>◆行動する力</b>
◎新しい行動を遮る三つの壁
1、第一の壁「パターン」
2、第二の壁「リスク」
3、第三の壁「思い込み」
「何かを始める前が一番怖い」
◆ちょっと笑ってみる。それだけで変わる。
<b>◆遊び心が常識の壁を壊す</b>
◎煮詰まった時こそ、遊ぶ
「一瞬一瞬の自分の行動が未来をつくる」
★著者はインプロ・ジャパンという会社で、インプロのゲームを体験しながら、即興力を身につけるための
ワークショップを開催しているそうです。演劇の考え方、トレーニングを応用して、ビジネススキルを向上させる
ことが目的です。
タイトルからすると、今までの私は手にすることが考えられない本でした。
特別、本番に強いわけではありませんが、弱いとも自分では意識していませんでした。
ただ、強いて言うならば、学生時代のサッカーの試合でPK戦やペナルティキック(9割がた成功すると言われている)
を蹴るのは嫌いでしたし、できれば自ら避けていました。
また、チームメイトからゴール前のごっつあん(ご馳走様:「誰でも触れば入れられる」)ゴールを
外すと指摘されたこともありました。
自分の名誉挽回の為に言いますと、その代わり「ここで1点欲しい」という時に、
かなり遠い距離からロングシュートを狙い、試合の流れを変えたことも何度もあります。
冷静に考えると、本番に弱いということでしょうか?
この本を読んで、少し考え方が変わりました。
イメージトレーニングも重要ですが、身体感覚というものも大事だと思いました。
単なるセミナーというのではなく、ゲームをしながら楽しみながら学ぶという方法にも興味があります。
本日は、この辺で。