本多静六(著)「本多静六自伝 体験八十五年」実業之日本社です。4408395862
目次
1 少年時代
2 苦学時代
3 大学生活を語る
4 ドイツ留学
5 教授時代
6 私の家庭生活
7 人と事業
8 人生即努力、努力即幸福
「君がもって生まれたこの性癖は、容易には直らないが、しかし直さなければ君は意地に食われて
死ぬばかりだから、死んだつもりで懸命にその性癖を直しなさい。君は常に人から利口だ、
偉い男だといわれるようにと思っているが、それが一番わるい癖の源だから、これからは
あべこべに、馬鹿になろう馬鹿になろうと心掛け、なんでも人のいうままに従順になって、
『あれは薄馬鹿だ』といわれるくらいになれば、それが君の成功の始まりだ」
◆ついに切腹を覚悟
「貧乏征服には、まずこちらから勇敢に立ち上がってやっつけなければならぬ。貧乏に強いられて
やむを得ず生活をつめるのではなく、自発的、積極的に勤倹貯蓄につとめ、
逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えたのである。」
◆人生即努力、努力即幸福
◎幸福についての考え方
第一は心身の健康である
第二は・・・
「幸福とは自己の努力によって、健全なる欲望が満たされ、精神、肉体共に愉快を覚ゆる
状態を指し、しかも、それが自己の健康と社会の希望に反しない場合をいう。・・・」
★本多静六氏の著書は、370冊あまりあるそうです。
「私の財産告白」が有名かもしれません。
本書は解説を、神田昌典さんが書かれております。
同氏の「人生計画の立て方」は、本田健さんが書いてますので、そちらも読んでみようかと思います。
価値観が多様化した世の中では、
氏のその生き方に、大いに、勇気づけられました。
中高生、大学生に、とっても、お薦めしたい1冊です。
本日は、この辺で。
編集後記
日本の待望の金メダルから一夜明け、
朝のテレビで、荒川選手の生インタビューを見ました。
大変ですね~。
私が、メダリストだったら、取材拒否です。
30分しか寝ていないにも関わらず、
無理やりテレビに引っ張り出しておいて、
くだらない質問ばかりで、見ていてお気の毒です。
もう少し、スポーツ選手に対して、その競技種目に対して、
リスペクト(敬意)を持ちたいものです。