本日の1冊です。
D・カーネギー著(香山晶訳)「道は開ける」草元社、です。
★この本と「人を動かす」は大変ベストセラーです。今まで読んだ多くの本で推薦されていました。
 今回、読むきっかけとなったエピソードがあります。
 浜松町のある本屋にて、いつものごとく本を物色していました。
 そこに金持ちそうなおばあ様とちょっと秘書風な女性の二人組みが来ました。

 おばあ様 「人を動かす」と「道は開ける」この2冊は入れておいてね。
 秘書   これはもう入れておきました。

 たったそれだけなのですが、私の想像は膨らみました。
 きっと、甥かなにかが、大学に合格してお祝いのプレゼントを見繕っていたのだと思いました。
 金持ちが、若いうちに読まなければならない2冊なのだと思いました。

目次
 PART1 悩みに関する基本事項
 PART2 悩みを分析する基礎技術
 PART3 悩みの習慣を早期に断とう
 PART4 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
 PART5 悩みを完全に克服する方法
 PART6 批判を気にしない方法
 PART7 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法

◆本書から最大の成果を得るための9カ条
 ◎第2条
  まず最初に、本書の概要しるためにまず各章を速読してほしい。つぎの章もつづけて読みたくなるだろうが、
  それは思いとどまっていただきたい。娯楽のために読むなら話は別だ。けれども自分の悩みを解消し、
  生活の建て直しをするために読むのだったら、もう一度同じ章を精読していただきたい。
  結局このほうが時間の節約になり、効果も大きいたろう。

◆今日、一日の区切りで生きよ
 ◎過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。

◆悩みを解決するための魔術的公式
 ◎一、「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。
 ◎二、やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
 ◎三、それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。

◆悩みがもたらす副作用
 ◎悩みに対する戦略を知らないものは若死にする。

◆悩みの分析と解消法
 ◎第一問-私は何を悩んでいるのか?
 ◎第二問-それに対して私は何ができるか?
 ◎第三問-私はどういうことを実行しようとしているか?
 ◎第四問-私はそれをいつから実行しようとしているか?

◆仕事の悩みを半減させる方法
 ◎一、問題点は何か?
 ◎二、問題の原因は何か?
 ◎三、いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
 ◎四、望ましい解決策はどれか?

◆心の中から悩みを追い出すには
 ◎忙しい状態でいること。悩みをかかえた人間は、絶望感に打ち負けないために、身を粉にして活動しなければならない。

◆悩みの習慣を早期に断とう
 ◎気にする必要もなく、忘れてよい小事で心を乱してはならない。
  「小事にこだわる人生はあまりに短い」。

◆多くの悩みを締め出すには

◆避けられない運命には調子を合わせよう

◆悩みに歯止めをつけよう

◆オガクズを挽こうとするな。

◆生活を転換させる指針
 ◎快活に考え行動すれば自然と愉快になる。

◆仕返しは高くつく

◆恩知らずを気にしない方法

◆百万ドルか、手持ちの財産か?
 ◎やっかいごとを数え上げるな、恵まれているものを数えてみよう。

◆自己を知り、自己に徹しよう
 ◎他人のまねをするな。自己を発見し、自己に徹しよう。

◆レモンを手に入れたらレモネードをつくれ

◆2週間でうつ病をなおすには

◆死んだ犬を蹴飛ばすものはいない
 ◎不当な非難は、しばしば偽装された賛辞であることを忘れてはならない。死んだ犬を蹴飛ばすものはいないことを思い出そう。

◆非難に傷つかないためには

◆私の犯した愚かな行為

◆活動時間を一時間ふやすには

◆不眠症でなやまないために
 ◎睡眠不足で死んだ者はいないことを思い出そう。不眠症について悩むことが、睡眠不足以上に有害なのだ。
 ◎運動をしよう。起きていられないほど肉体を物理的に疲れさせること。

私は、夜眠れないということを経験したことがありません。前にもご紹介したように「のびた君」のように寝つきがよいのです。
また食事ものどを通らないという経験もほとんどありません。
高校生はの頃は、あだ名が「ニタ」というぐらいでしたから、他人からは「悩みがないんでしょう?」
「うらやましい」とよく言われたものです。そんなとき、「悩みがないのが、悩みの種だ」とバカな答えをしたものです。
けれども、社会人生活のスタートを切ってからというもの、大小さまざまではありますが、
いろんなことが常に頭をかすめます。
時には、休みの日でも、ぐるぐると頭の中を駆け巡り、忘れられないこともあります。
決して、その全てが、ムダとは思いませんが、
もっと早くこの本に出会えば良かったと思います。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog