東渕則之(著)「建設会社でも二ケタ成長はできる!」東洋経済新報社です。
ISBN: 4492501363

目次
第1章 経営の正道をゆく―逆境からの第一歩
第2章 ジョー・コーポレーションの成長メカニズムの全体像
第3章 トップの想い
第4章 経営理念とビジョン、組織への浸透
第5章 新しいビジネスモデルの確立
第6章 業務のシステム化と型決め、カイゼン活動
第7章 豊富な学習機会の提供
第8章 人が活かされ成長できる行動環境
第9章 ジョー・コーポレーションの戦略策定
第10章 新しい時代の経営哲学
付録 あなたの会社を成長させるためのチェックリスト

◆企業成長の有効なモデル

『・・「システム化」「型決め」などが伴うことによって、ビジネスモデルはより実働化
され、精緻化され、効率化されていきます。実効化といい換えることができるでしょう。
なお、「型決め」とは、全社共通の一致した基本動作の確立のことです。空手や柔道の
型をイメージしていただけるとよいでしょう。一連の技も、その基本の一つひとつの型が
できていなければ効果を発揮しません。
たとえば、営業なら、どうアポをとるのか、お客様の不安をどのように解消するのか、
クロージングはどのようにするのかなど、基本的な動作が型です。』

◆経営への目覚め

『「ホンダは、社員が夢に挑戦できる場で、働くことが非常に楽しい」というその友人の話は、
大起氏にとっては非常に新鮮なもので、いいようのない心のざわめきを感じたのです。
その晩、早速、大起氏は本屋に立ち寄り、(株)ホンダの創始者、本田宗一郎氏の本を
購入し、時間のたつのも忘れて読みふけりました。
それまで自分が思っていた会社や経営、そして仕事のイメージが大きく変わった瞬間でした。
「世の中、裏もあり、濁った部分もある。会社に不平不満があって、酒の席でぶちまけて
ストレスを発散することなど当たり前だ」
こう思い思い込んでいた大起氏は、「社員が働くことを楽しく思い、そこに夢が持てる」
─このような会社や経営のあり方があることに衝撃を受けました。』

◆社長に必要なもの  一に覚悟、二に学び
◎一つ目は、学習です。
「・・特に本田宗一郎氏、松下幸之助氏、稲盛和夫氏、中村天風師には大きな影響を受けています。
今も、社長は毎年140冊以上の本を読み、常に学び続けています。」
◎二つ目は、実体験あるいは現場の経験です。
◎三つ目は挫けない心です。

◆ジョーの経営理念・経営基本方針
◎お客様との約束─ジョー・クレド

◎社長から社員へ発信される「読書ノート」

◆成長を支えるビジネスモデル
◎建築総合メーカーのビジネスモデル

『建築を「請け負う」という発送でなく、「商品」として建物を研究開発・・・』

★去年の本で、一度は手にしましたが、その時は買いませんでした。
今回は、縁あって購入しました。

建設業の改善ノウハウは、他の業種でも活かせるのではないかと思いました。
とりわけ、この社長の実践する、人的マネージメントのノウハウは、
参考になりそうです。

現役社長で、年間140冊の読書というは、凄いですね。
私の場合、とりあえず、1000冊読破が目標なので(たまに忘れてますが)、
それを達成したら、一気にペースダウンかなと思っておりましたが、
良いお手本を見つけました。

本日は、この辺で。

 

投稿者 himico-blog