本日の1冊です。
澤根哲郎「会社がみるみる変わる戦略マップ」PHP研究所、¥1500-です。
目次
序章 戦略マップとは?
第1章 なぜ必要なのか
第2章 戦略マップの基礎
第3章 戦略マップの特徴
第4章 社長の戦略マップ作成
第5章 もっと引っ張り出す
第6章 戦略マップと暮らし、戦略マップで経営する
第7章 社員と作る
第8章 マトリョーシカ
第9章 バランス・スコアカード
終章 さあ、あなたも
★以前バランス・スコアカードの本を紹介しますと宣言しておきながら、そのままとなっていました。
これは、それを小さな会社向けに戦略マップに集約したものです。
筆者は税理士と米国税理士(?)の資格をもっているそうです。
◆自分の頭は知恵の宝庫
◎人は自分の考えていることしか実行できません
◎たいていのことは、忘れなければ、いつかはできるようです。
◆戦略マップでできること
◎頭の中の戦略が、手に取るようにわかるようになる
◎戦略が、日々の仕事に結びつく
◎会社の全員に、会社の戦略をわかりやすく語ることができる
◎利益を生む活動について考えるようになる
◆現在と将来のバランス
◎将来の問題は、必ず今の問題になるのです
◎(社員の)力の向きをそろえよう
★メンバー一人一人のベクトルを合わせる
◆会計の数字
◎分析ということばは、魅力的です。なにしろ知的です。
↓
◎そして、たいていが分析で終わってしまいます。
◆目標を身近にする
◎目標は、鏡です
◎目標は、石をうがつ
◆まっすぐあるく
◎目標を決めるとまっすぐ歩ける
◎従業員が社長になる
◆目標をはっきりさせる
◎自由
-目標という枠の中で、自由が大きくなります。
◎鏡
-鏡を見るだけで、事態は良い方向に向かいます。
◎集中
-分散は力を小さくし、集中は力を高めます。
◆社長の戦略マップ
第一段階 : 社長の戦略を図解する
第二段階 : 戦略を磨く
★この本は、主に従業員10名以下の会社の社長さまをターゲットとして書かれているようです。
頭のなかで考えていることを、戦略や目標として紙に落とし込む、さらに磨きをかける。
従業員の人に伝え、常に共有することで、会社を良い方向へ変えていく原動力とする。
★30名くらいの会社までは、十分対応できるのではないかと思います。
もちろんすでに立派な経営戦略をお持ちの会社も多いことと思いますが、もしそうでなければ、
この本を読めば、即座に実行できるように書かれています。
世の中の変化のスピードが速くなることはあっても、決して遅くならない現代では、社員が社長のように考え行動することの重要性が高いと思います。
オープンブック・マネジメントでも強調されていますが、いかに社員が社長のように考えられるような、思考法が持てるか、その為の教育、情報共有、手段については、もっと研究が必要だと思います。
本日は、この辺で。