浅野悦男「ビジネスアプリケーションの『こだわり』成功法則」明日香出版です。4756908365

目次
 第1章 人材サービスとの出会い
 第2章 売れない時代のこだわり
 第3章 商品開発のこだわり
 第4章 売れる仕組みづくりのこだわり
 第5章 成功へのステップ

★中小企業・創業社長本です。30名の会社ですが、人材派遣業界でNo.1のパッケージソフトを持っているそうです。

◆特別な存在だったパソコンが身近な存在へ
 ◎Windows95が日本で発売されるのに前後して、多くの企業が急速にパソコンを導入しはじめました。
  それから約10年経った今、もはや、デスクに1台づつパソコンが置かれ、ネットワークに接続しているがのが
  当たり前になりました。
 ◎それ以前は、ビジネスユースには、大型のオフコン(オフィスコンピュータ)やミニコン(ミニコンピュータ)を
  使っていた。

◆コンピュータ業界の創設時から関わってきた
 ◎昭和50年ごろ、コンピュータソフトは今のように単独での商品とはならずに、ソフトはハードに付属するものでした。
  今のようにソフトがハードと分離するようになったのは、IBMがソフトの有償化を打ち出してからだと思います。

◆お客様からプログラムのヒントを得てきた
 ◎24年前、サラリーマンをやめた後、妻と二人で会社を興した。会社を辞めたのは一方的な人事異動に納得がいかなかったから。

◆下請けから始めた私の修行時代

◆経理オフコンのディーラーとして営業を経験する
 ◎M社のディラーとなった。1年近く無収入となったが、3年間で顧客が50社近く増えた。
 ◎程なくしてこの仕事も辞めざる得なくなった。メーカーが倒産してしまい、振り出しに戻る。

◆人材ビジネスとの出会い
 ◎お客様から「こんなソフトがあればいいな」と言われれば、そのお客様のニーズに応えてソフトを開発していく状態。
 ◎1986年に人材派遣法がつくられた時、たまたま取引先から依頼を受けた。
 ◎その会社の部長が「これからの人材派遣の分野は絶対に伸びるよ」

◆いいものは売れない、売れたものがいいもの

◆健全なサービスは適正な利潤に宿る

◆「負けるが勝ち」の成功法則

◆オンリーワンの実力を保ち続けるために、「こだわり」の5カ条をもっている。

◆コンピュータの歴史
 ◎コンピュータの歴史をたどっていくと、1946年、ペンシルバニア大学のJ・モークリーとJ・P・エッカートが
  開発した「ENIAC」に辿り着きます。

◆私はビジネスアプリケーションを立ち上げてから、24年間、一生懸命やってきましたが「一生懸命がんばったから成功
 したのですね?」と聞かれると、答えはノーです。一生懸命やるのは当たり前ですが、一生懸命やったからといって
 成功するとは限りません。
 「よい製品を作ることが成功のカギですか?」という質問の応えもノーです。よい製品なら必ず売れるとは限りません。
 「成功できるように一生懸命やる」
 「商品が売れるような方法で販売をする」
 これが私の答えです。ちょっとした違いですが、ここが重要なところです。
 そして、この自分なりの法則を実現できたのは、ただ愚直なまでに「こだわり」を持っていたからだと思います。

創業社長本はおもしろいですね。
いま数冊の溜まっていますので、一気にご紹介します。
お楽しみに。

本日は、この辺で。

投稿者 himico-blog