◆同じ年収1000万でも払える学費はこんなに違う

『 一口に年収1000万といっても、暮らしぶりはさまざまだ。子供の教育費にかけられる
費用も家計の質でまったく異なったものになる。そこで世帯年収1000万円の家計を
「生活費」「住宅ローンと車」「貯金」の三つの要素で分類し、実現可能な教育プランを
検証した。教育プランは子供ふたりとも同じという前提で、「オール国公立」から「中学
から私立」までの5パターンである。「生活費」などの三つの要素からそれぞれ自分に近い
ものを選び、27ページからの結果を見れば、将来どの程度の教育を施せるか、そして
老後を安心して迎えられるか、がわかる。
さて、結果はというと、中学から大学まで私立に通わせて老後も悠々自適という教育リッチ
なケースから、オール国公立でも二年後に破綻する教育プアなケースまで、信じられないほど
大きな差が出た。両者を隔てた要素は何なのか。
答えはズバリ「生活費」である。多くの家庭に共通していることだが、一度上げた生活
レベルは、なかなか下げられない。そんな理由から、今回のシュミレーションでも、
現役時代の生活レベルを老後も変えない(変えられない)ことを前提とした。月々数万円の
生活費の差が、老後を含めた長い期間で何千万円という巨大な格差に拡大し、子供の教育プラン
にも大きな影響を与える。・・』

◆教育リッチへの道

◎問題はお父さんのお小遣いだった!

『 これは家計の消費行動としてごく自然なことだが、年収1000万クラスの場合、非常に
難しい問題が起こってくる。
夫は「自分は高給取りだ」という自負を持っているため、小遣いを減らされることに
激しく抵抗する。一方、妻は小遣いの絶対額の大きさを見て、「使い過ぎだ」と夫を非難す
る。家計相談をやっていて、私の目の前で夫婦喧嘩が始まるのは、ほとんどがこのケース
である。
しかし、年収が1000万円の大台に乗ると、それまで耐久生活を送っていた人がいきな
り”成金化“することが多く、節約ライフを送ることが心理的に極めて難しくなるのも事実。』

◆マンションのたった500万が命取り

『・・・住宅という人生最大の買い物をするとき、人間の金銭感覚はたやすく狂ってしまう。
そこに落とし穴があり、そして、ほとんどの人がこの落とし穴に落ちる。
家計診断をやっていてよくある事例だが、たとえば、3000万円のマンションを購入する
のが限界であるという答えが出たとする。クライアントはその場では納得してくれるが、数日後、
モデルルームを見学してから再び家計相談に現れたときには、明らかに人格が変わってしまって
いる。どうしても、3500万円の角部屋を買いたいと言い張るのだ。同じ間取りの真ん中の
部屋でもいいではないかといくら説得しても、まず、納得してくれない。そして、こうした
クライアントが異口同音にいうのが、
「たった500万円の違いなら角部屋がいい」
・・・』

★驚くべきことに、この後の、「老後資金の対策は個人年金で大丈夫ですか?」という記事でも、
同様に、年収1000万円超の層ほど老後に家計破たんを起こしやすいということを、
指摘しています。

これは、世間一般の常識とは、大きく異なります。
年収1000万を超えるというのは、大袈裟に言えば、人生のひとつの目標です。
ある意味、勝ち組ともいえる、そうした世帯が、家計破たんするなんて、
皮肉としか、いいようがないです。

また、
家族の間の話し合いで、「子供の教育」に重きを置くのか、
「家」に重きを置くのか、あるいは、「趣味」なのか、決めておくことが重要だそうです。
そうでなければ、
子供が小さいうちに、家を買い、その時には、頭金として、貯蓄を使い果たしてしまう。
そして、子供の進学の際に、思いつきで、私立へ合格してしまうと・・・。

かなり、説得力のある年表があります。
生保や、住宅の営業の方も、なにかの参考になるかもしれません。

本日は、この辺で。

編集後記

思わぬ、雪に、驚きました。

ほとんど残っていないと思いますが、

今晩は、遅くならないよう注意したいです。

必ず、翌朝は、転んだり、車の事故が、

雪の日の翌日、東京では

増えますので、要注意です。

投稿者 himico-blog