平野岳史(著)「満天の星―フルキャスト物語」AmebaBooksです。4344990218
目次
第一章 少年時代と青春
第二章 就職
第三章 ニートから起業へ
第四章 新しいビジネス
第五章 フルキャスト
第六章 上場
”わたしが心がけたのは、まず「愛想をよくるすこと」。そして「顔はニコニコしながらも
絶対に引き下がらないこと」。さらに「自分が売るモノに対して、自分自身が惚れ込むこと」
だった。実際、私は『これは素晴らしい教材なんだ!』と信じて疑わなかった。そうすると、
商品説明にも自然と力が入る。買い手に「いいモノだ」と思ってもらうには、
まず自分がそう信じなければ始まらない。それはすべての「営業に対して言えることかも
しれない。”
「いったい誰から受け継いだのか、私には楽天的な資質が備わっていたようだ。中学時代から
ありとあらゆるアルバイトを経験してきたせいか、無意識のうちに自分の生活能力に自信を
持っていたのかもしれない。おかげで必要以上にくよくよ悩んだり、思いつめて体を壊す
こともなかった。私はそんな精神的な強さをいつのまにか身につけていたようだ。」
「・・私は起業という初心を忘れることなく、月に10万円ほどの貯金を欠かさず続けていた。
開業のための自己資金として、1年で100万円、3年間で300万円貯めるのが目標だった。」
「この地上に生を受けたすべての人には、その人が必要とされる『場』と『役割』が用意
されているはず─。」
◆クレームから生まれたフルキャスト4つの強み
◎モーニングコール、出発確認
◆ブルーカラーの派遣のクレームとして多かったものは、以下の4つだ。
◎スタッフの遅刻・欠勤が常態化している
◎発注してからスタッフが揃うまでに時間がかかる
◎料金体系が不明瞭である
◎スタッフの質が悪い
「・・・それほど財務に関して私は無知だったのだ。新しく入った常勤の監査役は、・・・
・・・私も、さすがに危機感を覚え始めていた。上場会社の社長になろうとしている人間が、
『増資って何ですか?』はないだろう。私は彼に手取り足取り教えてもらいながら、
財務の勉強を始めた」
「そう、主役は私ではない。現場なのである。
働いてくれるスタッフなのであり、それをナビゲートしてくれているナビゲーターや
社員たちなのである。」
★以前、紹介したグッドウィルの折口社長のライバル企業の社長です。
こちらも波乱万丈です。
ちょっとコミカルに描かれています。
正直言いまして、学歴や、キャリアも、普通の人なので、
親近感はもてます。
でも、
フルキャスト起業時に、1200万もの大金を盗まれたり、
大変な困難に打ち勝って、
今のポジションを築かれています。
起業家向けの1冊です。
本日は、この辺で。