森島義博(著)「ビルオーナーのための建物・設備バリューアップ入門」4492532072
目次
第1章 ビル経営におけるバリューアップ
第2章 バリューアップのポイント
第3章 バリューアップの実務
第4章 バリューアップの実施例
第5章 ライフサイクル・コストから見たバリューアップ
第6章 コンバージョンの選択
第7章 賃貸ビルの価格評価手法
第8章 建築関連法規のポイント
第9章 簡単にわかる耐震診断と耐震・免震・制震工事
◆従来の中小ビル経営が困難な時代
「従来の中小ビル経営者がそのような状況に対抗するためには、所有ビルのバリューアップによって
マーケットに応じた顧客の獲得が必要になってきます。」
◆ビル経営におけるバリューアップとは
「さまざまな条件面等で競合するビルとあなたのビルを比較し、費用対効果を考慮のうえ、既存
テナントの維持または新規テナントの確保あるいは賃料のアップに最大の効果を上げると
思われる部分に、必要最小限の設備投資を行うことである」
◆プロパティ・マネジメントとは
『「その物件の収益性を最大化し、その結果として不動産の価値を最大化するために、計画を立案し、
具体的な運営を行なう」当該物件の経営代行業務』
◆どこをバリューアップするか?
「とくに近年、ビル内見などの視察の際に女性社員の意志や視点が、オフィスを選定する際に
重要視される傾向にあることも忘れてはいけないことでしょう。」
◆テーマ別チェック項目表(p-10)
◆新規テナントへの対応
「通常、企業は賃料などの価格条件面を固定して物件を探します。ほとんどの企業は予算の範囲内の
移転計画を望んでおり、いくら『利便性がよい』とか『ビル性能が高い』といっても、
予算とかけ離れたビルを移転先候補として社内で稟議を上げるわけにはいかないのです。」
◆投資効果を上げる
◎既存テナントにとっては、入居中に発生しているニーズを満たすこと
◎新規テナントにとっては、競争相手のビルに僅差で勝てること
◆トイレの機能更新と費用
「トイレはビルの利用者にとってもっとも身近であり、かつ清潔感や快適感が必要とされるところです。
シャワー付洋式トイレをはじめ、女性トイレの擬音装置やパウダールームなどが標準装備に
なりつつあります。・・・」
◆現状回復工事を利用し機能アップ
◆自動販売機の設置とリフレッシュルーム
◆ライフサイクル・コスト(LCC)とは?
◆コンバージョンとは?
「コンバージョンとは『既存の建物を市場ニーズに合わせて用途変更すること』」
◆もっともコンバージョンしやすいビルとは?
◆コンバージョンにともなう登記・税金
◆賃貸ビルの価格評価手法
◆陥りやすい違法建築の例
◆アスベストに関するリスクと法規制
◆耐震診断のあらまし
★中小企業では、自社ビルの一部をテナントに回したり、
あるいは、自社ビル全体を賃貸に回したりと、様々なことで、経費の削減を行なっていると、お伺いします。
そんな場合は、総務部長はじめ、会社さんによっては、経理部長または経理担当の方が、
そのビル管理業務に就かれるケースも多いと思い本書を取り上げました。
明日は、神田さん、お薦めのあの本です。
本日は、この辺で。